「何のために仕事をするのか」鍵山秀三郎
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「何のために仕事をするのか」鍵山秀三郎
働きこそが最上の喜びです。
働きを通じて喜び、感謝できるようになったとき、仕事に命が吹き込まれるようになります。
私はよく若い人に「キミは何のために仕事をしているの」と聞くことがあります。
ほとんどの人が「食うためです」と答えます。
ではキミは「食えたら仕事をしないのか」ということです。
若者のなかにフリーターが増えているのも、こうした意識の表れだと思います。
「食うため」だけに仕事をするという発想は、犬や猫と同じ。
人間として、あまりにも幼稚で情けない考え方です。
もともと人間は、働くのが本能です。
身体を動かしていることそのことが、生きるということにも通じます。
「食うため」のお金が十分にあって仕事をしなければ、人間は間違いなく死を早めます。
早く死にたくて生きている人はいません。
二度とない人生。
どうせ生きるのであれば、仕事を通じて生きがいを求めるのが人間の知恵というものです。
私も七十歳を過ぎた現在、毎朝無事に目が覚めただけでも感謝の念でいっぱいになります。
ましてや、やるべき仕事が与えられているということは、
私にとって無上の喜び以外の何ものでもありません。
これからも、歓喜に満ちた気持ちで仕事に取り組み、
ますます自分の仕事に命を吹き込んでいきたいと考えています。
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何のために働くのか?
働く目的は何か?
これに答えを出せない人が9割かもしれません
教えてもらわないから知らないのです
何のために仕事をするのか?
食うためか?
YES! その通り
食べなければ生きていけないから
では、それだけか?
NO! それだけではない
仕事を通じて己を磨き、社会に役立つため
つまり、①人間性の追求 ②社会性の追求 ③経済性の追求の3つ
まずは食べるため、でも、それは自分を成長させるため
そして、その仕事は人の役に立つこと、ということです
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