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人間力とは? 人間力を上げる 意味 人間力向上の方法 人間力の使い方 

・人間力とは? 

・人間力を上げる 

・人間力の意味 

・人間力向上の方法 

・人間力という言葉の使い方

■人間力とは、その人の「心技体」の総合力である

人間力とは、全人格の投影されたもの

人間力とは、セルフコントロール能力 自己統制力

人間力とは、やりたくないことをやる能力

そして人間力をつくる「心技体」とは

①考え方 ②スキル ③実践力

全人格を上げるには心技体の視点を持つことが必要

人間力を上げる考え方とは

価値観、判断基準、ルール、ミッション、ビジョン、バリュー

フィロソフィ、哲学、宗教観 

世のため人のためという「利他」貢献する意識

例えば、会社が倒産するかどうかという究極の選択をする際に

自分の保身のための判断をするのか

自分が損をしても人として正しい判断をするのか

といったところにその人の判断基準が表れる

もっと、カンタンに言えば

誰も見ていないところでゴミを捨てるかどうか?

つまり、ズルをするかどうか?

「このくらいいいじゃないか」と思うところで

人として正しい判断ができるかどうかに人間力が表れる

人間力において最も大切なのは

こういったプリミティブなごく当たり前のことができるかどうか

自分だけよければいいという利己を抑え

人のためにという「利他」の判断ができるかどうか

人間力を上げるスキルとは

セルフコントロール能力、コミュニケーションスキルが特に重要

P・F・ドラッカーはこう言います


Management by Objectives and Self−Control

マネジメント バイ オブジェクティブズ アンド セルフ・コントロール

マネジメントで成果を出すには目標とセルフコントロールによる

セルフコントロール能力とはつまり、

「やりたくない時に、やりたくないことを、やる能力」

弱い自分に打ち勝つ能力

一流のスポーツ選手や一流のビジネスマンが備えている能力です

 思考を変えれば、言葉が変わる
 言葉が変われば、行動が変わる

 行動が変われば、習慣が変わる
 習慣が変われば、性格が変わる
 性格が変われば、運命が変わる

というように、思考と行動をコントロールする能力です

人間力をつくる能力です

コミュニケーションスキルで重要なのは「聴く」力

聴くとは、尊敬、リスペクトです

聴くとは、リーダーシップです

一般的には、話す、プレゼンする力が重視されますが

「聴く力こそが人間力にとっては重要」

人間力を上げる実践力とは

実際に実行する力です

政治家や学者、レベルの低いサラリーマンに

最も不足するものがこれです

それがそのまま、人間力の不足になります

みな、わかっているのです

知っている

しかし、実行できない

「足元のゴミ一つ拾えないで何が実践か」 森信三

人間力のある人はみな、「実践家」です

空理空論で人ごとの話はしません

人間力とは実践力に表れます

やったかどうか?

やっているかどうか?

それを問えば、人間力は計れます

つまり、実績を聞けばいい

もし、あなたに実績がなければ

実績を作ればいいのです

人間力は努力の総量でわかる

だから、まず、人間力を上げるには

今日、一つゴミを拾うことから始めてみる

その一歩を踏み出すことです

「でも、もともと人間力がある人っているんだよな・・・」

「何となく人から好かれる天性のモノを持った人がいる」と


そう思ったあなたへ

そうなんです

でも、うらやましく思っていても何も始まらないのです

だから、今から自分ができることをやるしかない

いまからの時間を、【 全人格を上げる 】ことに使うしかない

人間力を上げる努力をするしかない

そのための指針が、「心技体」

まとめ

人間力を上げる ①考え方 ②スキル ③実践力

人間力を上げる ①考え方 

価値観、判断基準のレベルを上げる 

自分だけよけれいい利己から人のためという「利他」へ

人間力を上げる ②スキル

セルフコントロール能力、コミュニケーションスキルを上げる

やりたくないことをやる能力、意志をもつ

話すだけでなく、人の話を聴く力をつける


人間力を上げる ③実践力

空理空論ばかりでなく、とにかく実践すること

スグすること

Just do it !

■本当の人間力とは?


「人生・仕事の結果 =考え方×熱意×能力」稲盛和夫 

これを言い変えると


人間力 

=考え方×熱意×能力 

=心×努力(実践)×才能 

=心技体


つまり、実際に社会に出て、必要な人間力を構成するものは

「心技体」で構成されると言える
 

そして、人間力を考えるうえで最も大切なのは

この順番にあるように「心の部分」である
 

人間力を考えるうえで最終的に大切なことを

簡単に言えば、人間としての正しさと言える

人間としての正しさは2つの要素からなる

生まれと育ち

言いかえれば、生まれながらにして持った人格と言うものと、

後天的に努力をして、身につけた人格である
 

そして、後天的に身につけたものは人間としての成熟をいう


■人として正しい考え方とは何か?

人として正しい考え方とは

真面目、正直、謙虚、努力家、常に前向き、

建設的、明るく、肯定的、協調性がある、

善意に満ち、優しい、思いやりがある、

利己的ではなく利他的、強欲ではなく足るを知る、

感謝の心を持つと言った良い思いが

その中心となるものであり、約束を守る、誠実といった事柄である

こういった内容は、聞けば当たり前であり、普段は気にしない

しかし、社会に出ると、災難や困難に直面する


そういった、苦しい場面やピンチで

人として正しい判断ができるかで本当の人間力が問われる


正しいことをすれば大きな経済的損失を伴う場面や

社会的信用を損なう場面で、本当にそれができるのか?

そこで、本当の人間力が試されることになる

不正、不倫、裏切りは良くないことと誰でもわかってはいる

だが、やってしまうのが人間


それを抑えるのが人としての正しい考え方である

自分の信念となった正しい考え方が人間力といえるのであり、決して学歴や才能の問題ではない


人間力とは才能なのか?


実は、人間力を考えるうえで、才能と言った要素の比率は少ない

例えば、英語ができることが人間力があることにはつながらない

なぜならば、アメリカ人は全員英語ができるのであって、

英語ができるアメリカ人が全員、人間力が優れているとは言えないからだ


学校教育における成績が優秀であるからと言って人間力があるとは言えない

つまり、学校の成績や学歴ではないということ

こういわれて、「そうだ!そうだ!」という人のほうが多いかと思う

がしかし、一般的には人間力の項目の中に能力を入れる人が多い

ところが、やはり人間力を考える順番としては、①考え方×②熱意×③能力となる

つまり、考え方が1番であり、熱意、実践が2番、能力は3番である
その人の持つ、考え方、信念が人柄を構成する中心となるといえる

次に、熱意 =努力をすること、エネルギーがある事が人間的な魅力となり人間力として映る

■あなたにも心当たりがあるはずだ

能力が高いが魅力的でない人間、何かにつけ、どうも好きになれないと言う人間がいる

それは人間力が低いと言うふうに一般的には言われる

人の気持ちがわからない、人の痛みが理解できない、

優しさがない、自分勝手という人には人間力を感じないはずだ


それよりも、リーダーとして素晴らしいと思える人は、

行動として、率先垂範をする、言行一致している

つまり、言った約束を守ろうと努力をする、尊敬に値する、

信頼できると言った要素を持っていることが大切なのだ

それこそが、人としての正しさであり、

そういった考え方を持っていることで率先垂範、言行一致という行動が生まれる

だから、「考え方」と「行動」が美しい、誇り高い、尊敬に値する

と周りの人間が感じるものを持つことが人間力と通じる

自分だけ良ければいいという利己を抑えて、

人の役に立ち、喜ばれ、感謝されるという利他 

貢献という考えを持てるようになることが人間力を高めることになる

言うのは簡単だが実行に移すのが非常に難しい事である

■誰でも人は、100%ではなく、完璧な人間などいないから、悪い思いを持ち、怒り愚痴をこぼすこともあるであろう

しかし、それではいけないと思うその努力を繰り返していくことが大切なのである

毎日、反省をし謙虚に生きてゆくその姿勢こそが人間力を高めるプロセスとなる

偉そうに、人間力を上げようと言う人に限って、口先ばかりで体が動かない自分自身が人間力を上げる努力をしてない場合の方が多い

しかし、われわれは、そんな人を相手にせず、天を相手にして自分自身の人間力を高めていくことが大切なのだ

 
人生の目的は自分自身の本当の人間力を高めることでありその努力を死ぬまでやり続けることが大切なのかもしれない


■人間力とは?

「人間力 =考え方×熱意×能力=心×努力(実践)×才能 =心技体」

①この中で考え方が一番重要
②努力、実践をしていること
③最後に才能、能力

しかし、現実は英語ができるなどの能力を高く評価しがち

そうではなく、①人としての正しい「考え方」が最も重要

それは、真面目、正直、謙虚、努力、感謝といったこと

②「行動」とは、率先垂範をする、言行一致していること

それを見た人が、あの人は尊敬に値する、信頼できると思うことが人間力



人間力戦略研究会報告書「II.人間力の定義」は、「人間力に関する確立された定義は必ずしもないが、本報告では、社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力と定義したい。」


WEB上で「人間力」で検索すると多くがこのデータをもとにして書かれている

しかし、このレポートを読む限り、「実業をする社会人として必要な人間力とは、なるほど!こういうものか!」とは言い難い

世の中に出て人間力が必要という場合、大きく2つの使われ方がしている感がある

1つは、相手の能力が低い、気に入らないと言う場合に「君は人間力が足りない」と少しいい加減に使う場合


もう1つは本来使われる人間力であり、例えばリーダーとして必要なものを言う場合

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