一点集中と五月雨式
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一点集中と五月雨式
一点集中とは、持っている資源を一つに集中して投入すること
人材、資金、時間、エリア、製品などの経営資源を絞り込むこと
一点集中の逆は五月雨式(さみだれしき)=順次投入、適宜投入、分散投入
これは負ける戦い方の最たるもの
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例えば、10人のA軍と5人のB軍が戦う場合、互いに総力戦をすればA軍が勝つ
しかし、A軍が2人ずつ5回に分けて軍を投入するとA軍は負ける
理由は、A軍2人対B軍5人という局地戦においては
B軍の方が2倍以上の差をつけて圧倒的に強くなるから
これが五月雨式、順次投入戦略の負ける要因
A軍=●●●●●●●●●● B軍〇〇〇〇〇=(負け)
A軍=●● B軍〇〇〇〇〇=(勝ち)
これを5回繰り返してもB軍の勝ち
(A軍=●●●●●●●●残り)
つまり、持っている資源を投入する場合は、必ず一点集中して投入すること
それがランチェスター戦略です
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①いい人材に ②お金を使い ③トップの時間も使うこと
=ヒト、モノ、カネの一点集中
さらに、①いいエリアの ②いい顧客に ③いい製品を販売する一点集中戦略を行う
これは、①どこ ②だれ ③なに、の一点集中
そこに、自社のいちばんいい人材を投入することで最もリターンが高くなる
これの逆は
①悪いエリアの ②悪い顧客に ③悪い製品を 販売する一点集中戦略を行う
これは、①どこ ②だれ ③なに、の一点集中
そこに、自社のいちばん悪い人材を投入することで最もリターンが低くなる
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読むと当たり前じゃないか
そんな、悪いことだらけのバカなことをするわけがない、と思うのです
しかし、現実は多くの会社が一点集中をせずに、持てる資源を小出しにして
勝てる戦いに勝てていないのです
売れていない商品、売れていないお店は早く見切ることです
ランチェスター戦略では、いいことに一点集中です
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