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三方よしとは


三方よしとは

三方よしとは「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三つの「よし」

売り手と買い手がともによく、
世間、世のなかにもよい(地域、社会)商売であるということ
近江商人の心得である

つまり、私にもあなたにも、みんなにもいい
一人称、二人称、三人称のそれぞれにいいという考え方となる

この考え方 =「経営理念」、哲学は
日本人の商売の根幹をなすものであったといえる

ところが一方で、自分だけ儲かればいい
という考え方が世に広まっていった

もちろん、誰にでもそういった心はある

人の心には自分だけよければいいという利己と
人のためによかれという利他が同居している

経営をすれば、毎日は目先の利益が欲しくなって当然だが
それだけではうまくいかないよ、と言う先人の知恵である

だから、自分だけよければいいという思いを抑えて
三方よしの視点をもつことを説いたのである

事業を長く続けるためには三方よしの考え方が必要となる
その視点は人間関係軸とともに時間軸でも考えられる

それは、過去、現在、未来
つまり、先祖、自分、子孫

という3つの視点から見た三方よしであるともいえる

先祖の築いた歴史や信用を自分の代で使い切ることなく
自分の子孫に伝承していゆく

これが老舗の経営者がもつ視点だ

100年後の自社のことを考えて経営するのは確かに難しい
しかし、時には三方よしの視点で経営を見てみたい

自社と顧客と世間
先祖と自分と子孫

そういった3つの視点から三方よしとなるように

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