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エコーロケーション

エコーロケーション 

ダニエル・キッシュ 脳科学で考える盲目の自転車乗り

ダニエル・キッシュは、赤ちゃんのころから目が見ません
しかし、一人で自転車に乗り、一人で山に登り、料理もできます

なぜ、できるかというと「エコーロケーション」という、
「音でモノの場所がわかる」能力があるからです

*「エコーロケーション」反響定位 

これはイルカやコウモリ(ソナー)のように、舌先で「チ、チ、チ」という音を自分から発信してその反射音でまわりの事柄を把握する能力

この反射音から物体の「形、動き、場所などを極めて正確に」認識できるそうです
初めて行った場所で、木が何本あり高さがどのくらいで、この港では10フィートの船が15フィート先に2隻あると言えるのです

「多分、2歳にも満たないときにこのテクニック(エコーロケーション)を身につけていたと思います」
しかし、自分でもどうやってテクニックを身につけたのか、思い出すことができないそうです

実はこの能力は誰でも訓練すれば習得できるようです

つまり、人間の脳はもともとそういう能力を持っている
しかし、目が見えればその能力を使う必要がないために使っていないだけといえるのかもしれません


人は自分の能力に気づいていないだけで
誰にでも無限の可能性があるのかもしれません

脳科学で考える、人間の無限の可能性

 

「ええっ〜、ウソでしょ!」と言いたくなる

一人で自転車に乗る 盲目のダニエル・キッシュ

同じ人間であるにもかかわらず、まったく別の「感覚」で

この世の中を捕えていることに鳥肌が立つ思いです
 

ある意味、哲学的でさえあるダニエル・キッシュの言葉

船の場所をあてるダニエル・キッシュ

 
「健常者でも、毎日1〜2時間トレーニングすれば1カ月以内に十分なエコーロケーション能力を身に付けることができる。
視覚障害者ならもっと早く習得できるだろう」


スペイン、アルカラ大学のフワン・アントニオ・マルチネス氏



 

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