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ビジネスマンとしてのいちばん大事なこと 松下幸之助

■「利他とは何か?」


「人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己を尽くし人を咎めず、我が誠の足らざるを尋(たず)ぬべし」(西郷隆盛)

という言葉があるように、目の前の人との駆け引きばかりに目を向けず、
天を相手にして人に良かれという利他の気持ちを持っていたいと思うのです。

私の孫が誰かに会ったとき、

「君のおじいさんには本当にお世話になった。感謝している」
と言ってもらえる人生でありたいのです。

「おまえのじいさんには、ひどい目にあわされた」
と言われる人生でありたくないのです。

この二つの人生は雲泥の差です。

利他の思いや行動はその瞬間には答えが出ないかもしれません。
しかし、ある時間が経てばわかることもあります。

また、もし、人にわかってもらえなくても天が見ていると思いたいのです


【 経営理念の考え方・つくり方 】坂上仁志(さかうえひとし)著より



■「掃除をすると感動の心が育まれる」 鍵山秀三郎


感動こそ人生。
感動のない人生は、生きている意味がありません。

生きるということは、感動するということです。
せっかくの人生、私も人を感動させるような生き方をしたいと望んでいます。

そのためには、まず自分自身が感動しやすい人間になることが第一だと思います。
私の場合、永年続けてきたトイレ掃除の実践が、感動する心を育むのに多いに役立ちました。

私は毎朝約四十分間、トイレ掃除を徹底して行います。
全身を使い、素手で床・壁・便器を洗います。

こうした徹底したトイレ掃除を続けていますと、
自分も周囲の人も自然に感動を共有することができるようになります。

たぶん、「徹底」と「継続」がその大きな要因だと思います。

「徹底」。

持てる力を出し切る、手抜きをしないということです。

力を出し惜しみしている人に感動する人はいません。
同じトイレ掃除でも、「徹底」するからこそ感動が得られます。

「継続」。

平凡なトイレ掃除でも、
「継続」していると平凡のなかから生まれる非凡というものに必ず出合います。

この非凡には大きな力が秘められており、人を心底、感動させる力があります。

自分も感動し、周囲の人にも感動を与えるような生き方をしようと思えば、
自分の手と足と身体を使って、身を低くして一所懸命取り組むこと。

そのうえで、「継続」することです


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■「プロフェッショナルの条件」 P・F・ドラッカー


厳しいプロは、高い目標を掲げ、それを実現することを求める
誰が正しいかではなく、何が正しいかを考える

頭の良さではなく、誠実さを大切にする

つまるところ、この誠実さなる資質に欠けるものは、
いかに人好きで、人助けがうまく、人付き合いが良く、有能で頭が良くても、

組織にとって危険であり、上司及び紳士として不適格である



■「愛される」 松下幸之助


ビジネスマンとしてのいちばん大事な責任はどういうことかというご質問ですね。

まあ、簡単に言うと、みんなに愛されることですね。

ビジネスマンはみんなに愛されないといかんですよ。
あの人がやってはるのやったらいいな、物を買うてあげよう、と、こうならないといかんですよ。

そうやるには、奉仕の精神がいちばん大事です。
奉仕の精神がなかったら、あそこで買うてあげようという気が起こらない。

そうですから、ビジネスマンのいちばん大事な務めは愛されることである。
愛されるような仕事をすることである。

それができない人は、ビジネスマンに適さないです。
必ず失敗する、と、こういうことです。



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■おわりに


生まれて初めて甲子園球場で高校野球を見てきました
中学を卒業した、高校野球好きの娘と2015年3月28日(土)29日(日)の1泊2日です

「あ〜、この選手、去年もヒット打った」などと
普通の人は知りもしないようなことを覚えている高校野球オタクの娘です(笑)

「プロ野球より絶対、高校野球のほうがいい!」と、一丁前にいいますが
確かに、高校野球を見ると選手の一生懸命なところに胸打たれます

3月28日は24年前に他界した、高校野球が大好きだった父の命日でした
本当は、父にも甲子園で高校野球を見せてあげたかった

でも、親子3代で見に行ったような気持ちです
いい思い出になりました


・関東ではソメイヨシノがもう満開です
週末までもたないかもしれませんね

お花見をするなら急がないと・・・


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