目標を高く持つ
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【 平社員 それでもパパは 日本一 】
やっぱり日本一はいい! と思う、坂上仁志(さかうえひとし)です
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■「充実感」 松下幸之助
二十二歳のときに独立し、ごくささやかながら、電気器具製造の事業を興しました。
事業を始めた当初は無我夢中で、その日その日を誠実にせいいっぱい働きました。
そうした中で、夏の日に夜遅く仕事を終えてタライにお湯を入れ行水をつかいながら、
“われながら、ほんとうにきょうはよく働いたな”と自分で自分をほめたいような充実感を味わったことを今でも覚えています。
また、会社が大きくなってからは、会社の仕事を通じて人々の文化生活を高め、社会の発展に寄与、貢献していくことを使命とし、それを社員の人とともに達成していくところに自分の生きがいを感じつつやってきました。
このように私の生きがいというものは、決して終始一貫して同じだったというわけではなく、その時々でいろいろ変わってきました。
しかし、私はそれはそれでよかったのではないかと考えています。
世の中には一生を通じて一つのことに打ちこみ、そこに生きがいを求め続ける人もいます。宗教家や芸術家といった人たちの多くはそうだといえるでしょう。
それは非常に立派な姿だと思います。しかし、すべての人がそうでなければいけないというわけではない。
ある時期にある一つのことに生きがいを見出し、それがすむと、また新たにつぎの生きがいを求めるということも、それはそれで意義のあることだと思うのです。
■「目標を高く持つ」 稲盛和夫
会社がいかにあるべきかということについては、様々な議論があります。
しかしその場合に、「どういう会社にしたいのか」という企業としての目標を抜きにしては何も語れません。
もし、それが「ナンバーワンを目指す」というような高い目標であるなら、それに至るプロセスも尋常ではないはずです。
企業経営を左右する要素には、見える部分と見えない部分があります。
見える部分というのは、物理的に計算できる、資金力、技術開発力、機械設備等ですが、見えない部分とは、企業のトップ及び従業員が醸し出す社風、哲学、理念などを言います。
これらすべてが高い目標を達成するために機能するものでなければなりません。
ナンバーワンの企業を目指すならば、(企業哲学、行動指針においても)超一流のものが求められるはずです。
それは、経営者や従業員にとって、おそらく窮屈な思いをするものかもしれません。厳しい生き方を要求されるものかもしれません。
「一流の会社にしたい」「立派な会社で働きたい」と考えるならば、それにふさわしいプロセスがあり、経営者を含め、個々の社員にも自ら果たすべき義務が生じることを忘れてはなりません。
■「志」 鍵山秀三郎
人間が生きていくうえで、もっとも大切なことは「志」を持つということです。
「志」について、私は次のように考えています。
まず一番目は、高い山のようにはるか彼方にあって、簡単に手にすることができないもの、手を伸ばして引き寄せることもできないものでなければなりません。
つまり、高い「志」というものは簡単にかなえられない、そういう大きくて遠くにあるものだということです。
二番目は、その「志」に向けて努力したとき、その努力が自分自身のためになるばかりでなく、社会のためにもなり、国家のためにもなる。
それだけではなしに、地球上に住むすべての人のためになる。このことが大事な条件です。
三番目は、こういう「志」を自分で決めたら、寝ても醒めても忘れない。どんな困難が立ちはだかろうとも、絶対にあきらめない。
石にしがみついてでも努力する。この心構えがなくてはいけません。一度心にこうと決めたら、自分自身に対する自分の約束を守り抜く。
これが三つ目の条件です。
さらにつけ加えるとすれば、「志」に向かって行動していく過程で、人を感動させることができているかどうか。
もうひとつは、自らも感動しつつ、それを継続できているかどうか。以上が、「志」に対する私の定義です。
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■一流になるために
毎日、充実感をもって生きているだろうか?
目標を高く持っているだろうか?
人の役に立つ「志」を持っているだろうか?
■今日、一つだけ、1分だけやってみよう!
「人の役に立つ、高い目標を書き出してみよう!」
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