人間として何が正しいのかを判断基準とする
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人間として何が正しいのかを判断基準とする 稲盛和夫
効率性や合理性を追求すると、人間の能力は金銭的な報酬として報われて当然と言う考えになります
こうして報酬以外に価値を見出せなくなると、お金が全てと考えるようになり、自分の補修に対して不満が高じるようになります
経営者がそうなってしまうと、幹部社員も見習うようになり、会社のモラルは急速に低下して行くのです
経営というものは、本来楽しくなくてはいけないのです
たとえ会社をついたのが自分の意思でない2代目3代目の経営者も、なんとしても自分の今の仕事である経営を、好きにならなければなりません
名経営者になる条件は、経営と言う仕事を好きになることがすべてなのです
われわれ人間は、世のため人のためになるようなことを、少しでも行うことで、自分の運命、さらには企業の運命すら変えられるのです
いったん、成功しながら挫折するのは、そのような、世の為、人のためと言う考えが少し欠けていただけだと思います
そういうことに気づいた我々は、心して人生を生きていくべきではないでしょうか
それに気がつけば、単に事業が成功した、成功しなかったと言う事は、取るに足らないことです
すばらしい人生を演じてこそ、生きる価値があるというものです