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「 不幸の裏にある真実 」 森信三




【 振り向いて くれた幸運 以後不運 】

なんであんなに変わってしまうんだろうと思う、坂上仁志(さかうえひとし)です

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■「商品が語りかけてくる」 松下幸之助

会社で新しく発売する商品を開発するというような場合でも、試作品ができるとぼくは、できるかぎり自分でも実際に手に取り使ってみることにしていました。
電気コタツでもラジオでもテレビでも、しばらくのあいだじっと眺めたり手でなでまわしたりしながら、それぞれの機能を試してみる。
そうするともの言わぬはずのコタツやテレビがぼくに語りかけてくる。


“この角をもう少し削って丸昧をつけてくれないか”とか“スイッチをもう少し太くしてほしい”とかいう声が実際に聞こえてくるような気になるのです。
あるときなど、こんなこともありました。それは乾電池の工場に行ったときのことです。


たまたまつくった製品がもうひとつ調子がよくないということで、責任者をはじめ担当の人たちがあれこれその原因を調べていました。
そこでぼくも、その乾電池をいくつか家に持って帰って、夕食をすませてから机の上にズラッと並べ、
あれこれと思いをめぐらせつつ乾電池につけた豆球の明るさを調べたり、じっと眺めたりをくり返したのです。


そうするうちにふと、乾電池が「一ぺん温めてみてくれないか」と言っているような気がしました。さっそく、鍋にお湯を沸かし、その中に入れて温めてから試してみると、明るさが正常の状態になっています。


そこから原因がわかって、翌日さっそく、対策を講じることができたのです。そこでその責任者に、半ば冗談まじりに、「乾電池としばらくにらめっこしていると、乾電池がもの言いよるで。


君も乾電池製造のプロであるならば、そんな乾電池の声を聞き取れるようにならなあかんな」といった話をしたこともありました。
もの言わぬはずの商品が何ごとかを語りかけてくるというのはいったいどういうことなのか。


ぼく白身もよくわからないのですが、結局、そのような声が聞こえるかどうかは、自分の側にどれだけの真剣さがあるかによるのではないかと思います。


■「リーダーの発掘」 P・F・ドラッカー

重要なことはわが子をその人の下で働かせたいと思うかである。
組織のリーダーを選ぶには何を見なければならないか。


第一に、何をしてきたか、何が強みかを見る。成果をあげるのは強みによってである。
したがって、その強みを活かして何をしてきたかを見る。


第二に、組織がおかれている状況を見て、行なうべき重要なことは何かを考える。そして、そのニーズに強みを組み合わせる。
第三に、真撃さを見る。リーダー、とくに強力なリーダーとは模範となるべき者である。


組織内の人たち、とくに若い人たちが真似をする。
ずっと前のことだが、私は、世界的な規模の大組織のトップをつとめるある賢人から大事なことを教わった。


彼は七〇代後半だったが、人事の適切さで有名だった。何を見るのかを聞いたところ、


「重要なことは、わが子をその人の下で働かせたいと思うかである。その人が成功すれば、若い人が見習う。
だから、私はわが子がその人のようになってほしいかを考える」と答えた。


これが人事についての究極の判断基準である



■「人間の評価の一元化を排す」 鍵山秀三郎

現在、多くの人が希望を失ったり、夢を失ったりして、日本全体の活力が失われています。その原因のひとつに、人間の評価の一元化が挙げられると思います。


たとえば、学校の成績。英語と数学、国語ができる人は優秀。できない人は駄目。


人からの評価だけならまだしも、自分で自分を駄目だと決めつけてしまう評価の一元化は大きな問題です。


当然のことながら、人間の能力はひとつのことだけで決められるほど、単純なものではありません。人それぞれ、実にさまざまな能力があり多元化しています。


私自身、自慢ではありませんが、学校の成績はさんざんでした。英語が話せるわけではありません。
数学が特別できるわけでもありません。また、難しい本を読めるわけでもありません。


その代わり、私には私にしかない能力があることを知っていました。誰にも負けない不屈の忍耐心。
たとえ努力の結果、得るものが少なくても、あるいは、得るものがなくてもあきらめない。決して投げ出すことなく次に向かって取り組んでいくという才能です。

私は自分のこの才能を信じていたため、社会に出て何も困ることはありませんでした。どんな人でも、その人にしかない才能があります。
そんな自分の才能に日を向けて磨くことで、必ず人生は開花します。


■「 不幸の裏にある真実 」 森信三

ところがわれわれ人間は、自分が順調に日を送っている間は、とかく調子に乗って、人の情とか他人の苦しみなどというようなことには、気付きにくいものです。


そこで人間は、順調ということは、表面上からはいかにも結構なようですが、実はそれだけ人間が、お目出たくなりつつあるわけです。


すると表面のプラスに対して、裏面にはちゃんとマイナスがくっついているという始末です。同時にまた表面がマイナスであれば、裏面には必ずプラスがついているはずです。


ただ悲しいことにわれわれは、自分でそうとはなかなか気付かないで、表面のマイナスばかりに、気をとられがちなものであります。


そして裏面に秘められているプラスの意味が分からないのです。そこでいよいよ歎き悲しんで、ついには自暴自棄にもなるわけです
ですから、要は人生の事すべてプラスがあれば必ず裏にはマイナスがあり、表にマイナスが出れば、裏はプラスがあるというわけです。


実際神は公平そのものですが、ただわれわれ人聞がそうと気付かないために、表面、事なきものは得意になって、自ら失いつつあることに気付かず、表面不幸なものは、その底に深き真実を与えられつつあることに気付かないで、いたずらに歎き悲しみ、果ては自暴自棄にもなるのです。



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■一流になるために

商品が語りかける声に耳を傾けているか?
わが子をその人の下で働かせたいと思う人が何人いるか?
偏差値だけで人を評価していないか?


■今日、一つだけ、1分だけやってみよう!

「不幸の裏にある真実」に目を向けてみる


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■弱者のルール

弱者は接近戦で戦う、訪問し、近くによって触れ合う、
接触頻度を上げる。


■コンパルール4

人より自分人がどうしたと悪口を言う前に、
自分は何をしたのか、自分はどうしたいのかを語れ


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■おわりに

藤田 浩光(ふじた ひろみつ)さまgCストーリー㈱ ゼネラル・マネージャーから、なんと! 先日ご紹介した「毒猿」のご感想をいただきました
「毒猿」(新宿鮫2)(シリーズ最高傑作!)http://tinyurl.com/onuqpex

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また、簡単ではありますが、新宿鮫の第二話、毒猿の感想シェアです。
坂上さん
この度は素敵な本の紹介をありがとうございました。いつも配信頂くメルマガにおいて、特に下部に記載されている、坂上さんの日常に纏わる話を楽しみに読んでおります。
その中で、つい先日のメルマガにおいて小説の紹介があった為、何事も実践!と思い、その場でキンドルにて購入しました。
普段読書は、主にビジネス書ばかりを読んでおり、小説は年に1冊程度しか読みません。
しかし、何故か気になって帰社後読み進めた所、気がついたら夜中の1時に読み終わっておりました。笑メルマガを読んでから、実に24時間以内の出来事です。

学びと致しまして、小説を読むことは、映画を観ることと同じ位、或いはそれ以上に面白いことだ!というのを改めて再発見することが出来ました。
また私事ですが1歳になる小さな娘がいるため、当分は映画館に行けないなぁ、と思っていたのですが、小説であれば自分の好きな時間に好きな時に読めるため、息抜き目的や、人間を学ぶ目的で、時より小説も読んでいきたいなぁと決意致しました。
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藤田さん ご感想をありがとうございました!うれしいです
そして、早い!スゴイ!ですメルマガ配信後24時間以内に、私が勧めた本を読了しているとのこと
ビックリ(*_*)です
人から勧められたら迷わずやるその素直さとスグやるその行動力の早さは尊敬に値します
素晴らしいです

どんなにいい車を買っても、乗らなければ持っていないのと同じどんなにいい情報をもらっても、やらなければ知らないのと同じです
とにかくやる!ことの大切さを若い藤田さんから改めて学ばせていただきました
ありがとうございました!



よきことを思いよきことをして
よきことがありますように!!

では、また!

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