「まず思うことが大切」稲盛和夫
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■「まず思うことが大切」稲盛和夫
何か新しいことをなそうとするなら、まず思うことが大切です
かつて松下幸之助さんが、講演会で有名なダム式経営の話をされた時に、聴衆の1人が
「ダム式経営は理想だが、今余裕がないのをどうすればいいのか、それを教えてほしい」
と質問しました
松下さんは、
「そんな方法は私も知りませんのや でも余裕がなりゃいかんと思うわないけませんな」
と答えられました
この答えに会場は失笑に包まれましたが、実はそこに、大切な真理が含まれていたのです
「理想はそうだが現実には難しい」と言う気持ちでは、物事は成就しません
まず、こうありたい、こうあるべきだと思うこと
それがすべての起点になるのです
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この、「思うこと」の大切さを多くの人がわかっていません
私もはじめは、「なにを当たり前のことを言っているのか」と思っていました
しかし、思わなければ、何も始まらないのです
例えば私は、2015年6月にテニスクラブに入会し、テニスを本格的に始めました
その時に、「3年後に川崎1位になる!」と決めました
そう、思ったのです
なれるかどうかは、わかりません
でも、言うのはタダだから、と言っています(笑)
そして、「3年後に川崎1位になる!」と思わなければ、絶対にNO1にはならないのです
散歩しているだけでは富士山に登れないのと同じです
「NO1になる!」と思うことが、その人の成長を促すのです
まず、「思うこと」
これが大切なのです