「使命感を大きな支えに」鍵山秀三郎
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■「使命感を大きな支えに」鍵山秀三郎
「苦難に耐える」というふうに構えると、
つい自分ひとりだけの孤独の世界に陥りやすいものです。
孤独になると自分が惨めになるだけです。
孤独感に陥らず苦難に耐えるには、
「親にだけは心配をかけたくない」とか「苦難は私ひとりが背負っていく」
という強い使命感を自分自身に言い聞かせることです。
その使命感が、耐える大きな支えになります。
いまも楽しくて、将来もずっと楽しいという歴史はありません。
楽しいあとには苦しみがあり、苦しいあとには楽しみが待っているものです。
繰り返すのが苦楽でもあります。
現代の日本のように、
ラクして楽しいことばかりを追い求めているようでは、将来、悪くなるばかりです。
苦しいことを先にして、楽しいことはあとに延ばす。
先憂後楽。大切な心構えです。
どん底の生活をしておりますと、とかく人間は卑屈になりがちです。
私もかつて、いやというほどどん底生活を味わいました。
その日の食事にも事欠き、食うや食わずの生活をしたこともあります。
そんな私が、卑屈にならずに済んだのは、志のおかげでした。
つまり「理想の会社を創る」という使命感が、私を支えてくれました。
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P・F・ドラッカーがミッション、ビジョン、バリューというように
ミッション=使命感は大切です
このことのために命をささげよう!
というものがミッション=使命感です
「理想の会社を創る」という使命感が鍵山さんを支えたように
あなたを支える使命感があると経営はよくなります
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