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同族企業経営 ファミリービジネス

同族企業

 

世界中において、ほとんどの企業が同族企業である。

同族経営は中小企業に限定されない。


世界最大級の企業もある。

デユポンは一八〇二年の創業以来、一九七〇年代半ばまでの一七〇年間、

同族所有、同族経営のもとに世界最大級の化学会社へと成長した。


二〇〇年前、主要国の首都に息子たちを配した無名の両替商ロスチャイルド家が所有する金融機関は、

今日依然として世界有数の大銀行である。


ところが、マネジメントについての文献と講座のほとんどが、

プロの経営者が経営する企業だけを扱っている。


同族企業に触れることはほとんどない。

もちろん、同族企業と他の企業の問に、研究開発、マーケティング、会計などの仕事で違いがあるわけではない。


しかし経営陣に関しては、同族企業にはいくつかの守るべき重要な留意事項がある。

それらを守ることなくしては、繁栄するどころか生き残ることもできない。


同族企業のための4つの原則


「同族企業」にとってのキーワードは「同族」ではない。

「企業」である。


第一に、同族企業は、一族以外の者と比べて同等の能力をもち、

少なくとも同等以上に勤勉に働く者でないかぎり、一族の者を働かせてはならない。


第二に、同じように簡単なこととして、一族の者が何人いようと、

また彼らがいかに有能であろうと、トップマネジメントのポストの一つには必ず一族以外の者を充てなければならない。


その好例が、専門的な能力が大きな意味をもつ財務や研究開発担当のトップである。


第三に、同族企業は、重要な地位に一族以外の者を充てることをためらってはならない。

生産、マーケティング、財務、研究開発、人事に必要な知識や経験は、あまりに膨大である。


この三つの原則を忠実に守っても、問題は起こる。

とくにトップの継承をめぐって起こる。


一族の事情が企業の事情に反する。

したがって第四に、継承の問題について適切な仲裁人を一族の外に見つけておかなければならない。


P・F・ドラッカー


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日本においても、中小企業ばかりでなく、大企業にもたくさんの同族企業がある


サントリー、トヨタ、キヤノン、竹中工務店、伊藤園、キッコーマン

日清食品、大正製薬、エーザイ、ロート、東武鉄道、日本交通


イオン、コナカ、ノジマ、ヨドバシカメラ、ニトリ、マルハン、コナミ

ホリプロ、国分、TKC、・・・・


上場している会社もあれば、非上場もある

しかし、売り上げは数兆円〜数千億の大企業でさえも同族経営


MBAの教科書にあるような経営のプロが理論どおりやる経営ばかりではない

ファミリービジネスの比率は高い


P・F・ドラッカーが言うように世界中において、ほとんどの企業が同族企業


月桂冠、虎屋、赤福、法師などは200年以上続く老舗であり同族企業


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