「心の掃除法」鍵山秀三郎
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心を失わなければどのような苦難をも乗り越えられることは、過去の歴史が証明しています。
一方、心を失えば小さな困難にも耐えられないことも、多くの人々が自分の人生で学んでいることでしょう。
その大事な心を、いつも湧き出る泉のように清らかにする方法。
私が心がけてきたことは、掃除をすること以外に、できるだけ「人に親切にする」ことです。
人は自分がイライラすると、そのイライラした気持ちを
周囲の人々に八つ当たりして憂さを晴らそうとするものです。
ところが、人に八つ当たりすればするほど虚しくなり、心が荒むのは自分です。
心が荒むと、身の回りで起こることに対してことごとく神経が過敏となり、腹立たしくなります。
安らかな眠りにつけず、いつも気だるさだけが残り、エネルギーが再生されません。
私は、自分がイライラしていたり、苦難に直面しているときこそ、
周りの人々に親切にすることを心がけています。
人に親切にし、人の喜ぶ顔を見ると、
自分が直面している悩みや苦しみを小さく受け止めることができるようになるからです。
できるだけ「人に親切にする」ことが、私にとって最良の心の掃除法になっています。
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悪いことをするのはカンタンです
イライラする、人に八つ当たりする
子どもや部下は悪いことはスグまねます
でも、良いことをするには努力が必要
できるだけ「人に親切にする」
文字を読むのはカンタン
でも、やるのが難しい
掃除をすると言うのはカンタン
でも、やるのが難しいのです
何事も、スグすることです
一歩を踏み出す勇気が必要です
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