ハーゲンダッツはランチェスターで勝ち組に!
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ハーゲンダッツはランチェスターで勝ち組に!
市場全体があまり伸びない中で、どのようにして生き残ればいいのかの模範解答、
つまり優良ケーススタディがハーゲンダッツです。
たとえ縮小するアイスクリーム市場であっても、高級アイスクリームに特化して市場占有率約75%、
ランチェスター戦略でいう一人勝ちの状態を維持しています。
アイスクリームは子どもの食べ物という領域から、
ハーゲンダッツは大人の高級なアイスクリームという領域に特化しています。
もともと、同業他社はアイスクリーム、チョコレート、ヨーグルトなど商品群の多角化をする中で、
ハーゲンダッツはアイスクリームだけしかやらない。
さらに商品は、200〜300円のプレミアムアイスだけ。
でも、商品の種類は多品種をそろえる、というやり方です。
CMも高級感を出し、イメージつくりも万全です。
ちょっと高いのですが「200円ならまあいいか、たまにはね」と納得してもらいやすいのも、NO1だからです
「ランチェスターNo.1理論」坂上仁志(さかうえひとし)著 より
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ハーゲンダッツの戦略はランチェスター戦略そのものです
手を広げずに、アイスだけに一点集中
業界他社は、アイス、ガム、チョコレートなどの多品種を生産しています
しかし、ハーゲンダッツはアイスだけ
商品はアイスだけの1種類ですが、そのラインナップが多彩です
1商品多品種で、30種類以上のアイスクリームを販売
だから、生産性も高く、高利益率になります
一点集中して、差別化をして、NO1というランチェスター戦略の優等生です
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