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ランチェスター戦略 差別化の具体例



ここで差別化をする例をご紹介します。例えば、キャベツを売るとします。

①キャベツをそのまま一つ売るとすると100円。
②一つ全部は食べられない人向けに、4つに切って小分けにする。

50円/個*4=200円になれば、キャベツ一つあたりの単価は2倍になる。

③サラダ用に1/8をスライスすると、50円/個*8=400円と単価は4倍。
④さらにピーマンと玉ねぎのスライスを足すと100円/個*8=800円で8倍。

⑤それを「宅配します」となると、300円/個*8=2400円で単価は24倍。
⑥お店で盛りつけしてだすと、500円/個*8=4000円となり単価は40倍。


このそれぞれのプロセスで付加価値を付け加え差別化をしました。
②ではわける、切る。

③ではスライスする、キャベツ全体の量は少なくてもボリュームはある。
④では、他の野菜を加える。

⑤では宅配する。
⑥はお店で盛りつけするというところで差別化しました。

つまり、まったく同じキャベツを、何の工夫もなくそのまま出すのではなく、
工夫して加工して価値を高めてゆく。

かき氷でも同じです。

シロップかけたり、練乳かけたり、あずきやトッピングやフルーツのせたり、
傘つけたりして値段が上がってゆくのです。


ランチェスターNo.1理論」坂上仁志(さかうえひとし)著 より

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