「映画はあまり見ない方がよい」宗次徳二
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人生、とりわけ経営における明確な目標があるのならば、映画は見ない方がよいでしょう。
何より時間がもったいない。
物事には何でもプラスとマイナスがあります。
映画にはプラスもたくさんあるのでしょうが、キリがないほどの本数があり、
それに加えて毎年数多くの新作物が世に出ます。
かなり映画好きの経営者なら、 DVDも含めて見ても年間52本。
つまり週1本までにすべきです。
それでも52本×2時間。
経営実務1日10時間として、10日分になります。
ある作家の『人生で大切なことはすべて映画で学んだ』というタイトルの本にもあるように、
確かに知恵や生き方の参考になるとか、ストレス解消になるとか、いいこともあるでしょう。
しかし、映画1本2時間×本数となると、あまりに時間がもったいないと思ってしまうのです。
私は、飲食業経営の28年間で映画館に行ったのは、1度だけです。
忘れもしません、創業年の大みそかに夫婦で行ったきりです。
リタイア後の8年間では、4度です。
それも音楽映画専門。
せっかちな上に、不器用に日々を送っているせいか、
とても映画を見る気持ちになる余裕はありません。
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なにに時間を使うことに価値を見出すのか?
それが人それぞれの判断基準となる
映画を見る、おいしいものを食べる、好きなことをして遊ぶ人もいれば
仕事をする、街頭掃除をする、ボランティアをする、寄付をするなど
人のために役立つことをする人もいる
人の中には両方の人格が存在する
自分だけよければいいという利己を抑え
世のため人のためという利他をする時間を
少しだけ増やす人生にしてもいいのではないか
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