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「集団を幸福へ導く」稲盛和夫


リーダーとしての適格性を問うた場合、能力があり、人を統率する力もあり、人間性も素晴らしい、
リーダーとして打ってつけだという方もおられることでしょう。

そのような方に理解していただきたい、重要なことがあります。
それは、リーダーとしての才を、なぜ天があなたに与えてくれたのか、ということです。

あなたでなければならない、という必然性はないわけです。
誰か他の人であってもいいわけです。

私は、才能というものは、集団を幸福へ導くため、
天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた資質だと思っています。

そのため、たまたま才能を授かった者は、それを世のため、社会のため、
集団のために使うべきであって、自分のために使ってはならないと考えています。

言い換えれば、才能を持って生まれた人間は、
天が与えてくれたリーダーとしての役割をまず果たさなければならないはずです。

才能を誇り、傲慢に振る舞うリーダーであってはならないはずです。
天賦の才を決して私物化してはなりません。

謙虚で、自らの才を集団のために行使するリーダーであるべきです。

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どのように優れた能力も、それが生みだした成果も、わたしに属しながら私のものではない
才能や手柄を私有、独占することなく、それを人様や社会のために使う


つまり、おのれの才を「公」に向けて使うことを第一義とし、「私」のために使うのは第二義とする
謙虚という美徳の本質はそこにある

 

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才能を私物化しない

自分に与えられた才能は、自分が属する集団を幸せにするために使う

 

その才能は、たまたま天があなたに与えたもの

 

天が与えたジグソーパズルの一つの部品として

全体がよくなるために自分の役割を果たすこと

 

自分のためだけに才能を使わないという謙虚さが必要となる

それが、結局、自分自身を助けることになる

 

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