「顧客は何を価値としているか?」P・F・ドラッカー
・
目的と使命に取り組むうえで答えるべき究極の問いは、
顧客にとっての価値は何かである。
これが最も重要な問いである。
しかし、最も問うことの少ない問いである。
答えはわかっていると思い込んでいるからである。
品質が価値だという。
だが、この答えはほとんど間違いである。
顧客は製品を買っているのではない。
買っているのは、欲求の充足である。
彼らにとっての価値である。
一〇代の少女にとって、靴の価値はファッションにある。
はやっていなければならない。
価格は二の次であって、耐久性などまったく意味がない。
ところが数年経って母親になると、ファッションが絶対ではなくなる。
流行遅れは買わない。
しかし、重視するのは耐久性、価格、はき心地である。
一〇代の女の子にとって価値のあるものが、その姉には価値がない。
何を価値とするかは、顧客だけが答えられる複雑な問題である。
推察してはならない。
顧客のところへ出かけて行き、聞かなければならない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
顧客にとっての価値は何か?
自分が提供したい価値ではなく
顧客が欲している価値
顧客が必要としている価値は何か?
視点が自分中心から相手中心となる
つまり、利己から利他
自分だけよけれいいという自己中心的な考え方から
相手にとってはどうか?という利他の視点
言うのはカンタン
しかし、そう思うことが難しい
実際に実行しようとするとさらに難しい
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−