ランチェスター戦略では、大企業=強者、小さい会社=弱者というわけではない
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ランチェスター戦略では、大企業=強者、小さい会社=弱者というわけではない
ふつうは大きな会社が強者、小さな会社が弱者と考えますが、ランチェスター戦略では違います。
強者とは、企業同士が競合する局面において、市場占拠率1位の企業のこと。
弱者とは、同じ競合する局面において、市場占拠率1位以外のすべての企業のことです。
つまり、ランチェスター戦略では、
競合局面における市場占拠率(シェア)によって、強者と弱者を区別するのです。
競合局面とは、①地域(どこの)、②顧客(だれに)、
③商品(何を)、④流通(どう)、という4つの視点です。
このように細分化した切り口(視点)で考えることが大切です。
たとえば、ある地域のシェアだけで見れば、
小さな会社が1位(強者)で、大企業が2位(弱者)の場合もあります。
企業規模の大小だけが重要ではない。
ここが、ランチェスター戦略が中小企業に勇気を与えてくれるところです。
ランチェスターNO1理論 坂上仁志(さかうえひとし)著 より
http://tinyurl.com/nz8o4jy