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会社紹介の差別化戦略はこうする!

会社紹介の差別化戦略はこうする!

会社紹介の差別化戦略も大切です。社員が「株式会社ABCの佐藤です」と言うよりも、「医薬業界に特化して、業界NO1の実績を持つ広告代理店の株式会社ABCの佐藤です」のほうが、ランチェスター戦略を活かした言い方になります。

この表現のポイントは、①〜業界に特化している、②業界NO1の実績である、の2つです。①の業界特化という表現は専門性を伝え、②の業界NO1の実績は信頼性を伝えられます。この専門性と信頼性についての表現が、会社としての差別化になります。

毎日、全社員が「医薬業界に特化して、業界NO1の実績を持つ広告代理店のABCの00です」と言える会社は強いです。会った瞬間に大きな差別化ができます。そのためには、まず社長がそうなろうと思うことです。

業界特化していれば専門知識がどんどん蓄積されますから、他社とはさらに差がつきます。さらにお客様からの信用も増えてくるという好循環になってゆくわけです。

■差別化は分散しないで一点集中

ビジネスマンであれば、あまり仕事を変えないことも大切です。一つの会社に一点集中してその業界に詳しくなる、その商品に詳しくなると、ほかの人に追い越されづらくなります。

会社でも同じです。去年まで建設業をやっていた会社が、今年からラーメン屋をはじめてもあまりうまくいく気がしません。あのユニクロでさえ野菜の事業からは、早々と撤退しました。

転職をしてもずっと経理だけ、ずっとマーケティングだけしています、という人もいますが、一般的には少ないでしょう。業種(人材業、医薬業など)を同じにするか、職種(営業職など)を同じにするか、志向(会社の立ち上げ時期が好き)を同じにするなどの領域を長い時間をかけて一点集中してゆくほうが差別化になりやすいのです。

人材ビジネスを一生をかけてやってゆこう、と考えること自体が差別化の要素となるのです。考え方、選択の基準が差別化を生み出すのです。

 ランチェスターNo.1理論」坂上仁志(さかうえひとし)著 より

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