ランチェスターを学びたかったら掃除をしなさい!
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ランチェスター戦略
■ランチェスターを学びたかったら掃除をしなさい!
掃除がランチェスターとはどういう意味か?
じつは、掃除こそがランチェスター戦略を一番身近に学べるものなのです。18差別化をする方法その1徹底せよで、徹底こそが差別化になる。同じ掃除でも徹底することが大切だとお話ししました。
そして、前ページでお話ししたやらない決断とは、いらないものを「捨てる」ことです。整理整頓といいますが、意味の違いをご存知ですか?整理とはいらないものを捨てること、整頓とは残ったものにラベリングして取り出しやすくすることです。
つまり、整理、片づけとはランチェスター戦略の一点集中=やらない決断=捨てるそのものなのです。
例えば、あなたの引き出しや押し入れの中に、いらないものがたくさんあるのではないでしょうか?「いつか使う」ことはありません。あなたの決断力のなさ(迷い)がそこに表れているだけなのです。実は、身の回りを整理すると決断力がつくようになるのです。
■穴をもっと深く掘れ!
「こんな仕事をしていていいのだろうか?」
いつでも誰にでもそんな思いが頭をよぎり、迷いが生じ、悩むものです。そんな時は、「目の前の仕事に一点集中セヨ」「深く穴を掘れ」と言いたいのです。
ランチェスター戦略の素晴らしさは、人生に通じていることです。迷っているから弱弱しいのです。迷いを振り切り目の前のことに一点集中すれば道が開けます。もし仮に、3年間ひたむきに120%あなたの今の仕事に打ち込んで、先が見えなかったら違う道に行ったらいいのです。しかし、多くの人は一点集中していないのです。
うちの会社は、ただの廃品回収業だと思っていた人が、深く穴を掘り仕事に精通した瞬間に、自社はいま時代の最先端のリサイクル業であると気づき、大きく発展することがあります。
イヤだと思っていた仕事が面白くて仕方がなくなるのです。一点集中して深く掘ることがその人の人生を変えます。迷いを振り仕事に誇りが持てるようになります。