仕事でつかえるランチェスター戦略 時間・旅行編
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■仕事でつかえるランチェスター戦略【時間・旅行編その1】
出張では必要最低限のものだけ持っていく
出張でもランチェスター戦略は使えます。持ち物を一点集中します。
つまり、必要最小限のものだけを持ってゆく。アレコレ持っていかないのです。
「移動回数×物の数」が増えると忘れ物をする確率が高くなります。
仮に1回の出張で、アポ4件乗換え10回×持ち物10個なら100回物を移動させることになってしまいます。だから、バックと手提げを3つも4つも持っていかないことです。お土産買っても置き忘れちゃいます。
だから、絶対にこれだけは持つものを“3つ”くらいに絞れば、どんなに急いでいるときでも忘れません。
①名刺入れ(名刺、カード、現金類)、②IPHONEを両方のポケットの定位置に(場所を変えないことも大切)、③バックには重要書類のファイル、とこの3つだけはいつも確認する。海外であれば③がパスポート。それ以外はなくしても仕方がないと思うことです。
あれもこれも忘れないように、などと思っていると目の前にいる大事な人や出来事に、意識がいかなくなってしまうことがあり本末転倒です。
■仕事でつかえるランチェスター戦略【時間・旅行編 その2】
朝1時間早く出社する.休日に働く、休みの時期をずらす
ランチェスター戦略を活用した、人がやらない時間の使い方の例を3つお話しします。
①朝、人より1時間早く出社します。電車がすいている、会社でも人に邪魔されず集中して仕事ができる、やり続ければ人が尊敬してくれるなどいいことずくめです。
②休日に働きます。例えば、人が出たがらない土曜日曜に働いて、翌週の平日の月曜日に休みをもらいます。そうすれば日曜、月曜と1泊2日で、普段より安く家族旅行に行けます。家族4人、1泊2日で10万円かかる旅行が5万円くらいになることがあります。
③時期をずらします。ディズニーランドには夏休みに行かないことです。6月の中旬の梅雨の時期、それも週の真ん中の水曜で人が少ない時期がねらい目。
この3つはそれぞれ、ほんのちょっとした違いです。知っているよそんなこと、という程度のことなのです。
でも、それに気づいて人と違うことをやるかどうかで、人生が大きく変わってくるのです。
弱者にとっては、その小さな積み重ねが大きな差を生むのです。
■仕事でつかえるランチェスター戦略【時間・旅行編 その3】
旅先ではあれこれと欲張らない
海外旅行にランチェスター戦略を使うとどうなるのか?
例えば、ツアーでフランスに行くなら、観光地はパリ市内に一点集中することを勧めます。
せっかくパリまで来たからと、世界遺産のモンサンミッシェルに行きたいのですが、行かない方が得策です。
その理由は、時間戦略からです。フランス滞在時間が3日(72時間)しかないのに、バスの移動で往復8時間を使うのはもったいないからです。
エリアを広げると移動に時間をとられ過ぎます。だから、エリアを絞ってパリの中だけに絞ってみて回った方が、実際に観光できる時間が大幅に増え、ゆっくりと見て回れます。
もちろん、どうしてもあれもこれも見たい、という人もいるでしょうからお引き止めはしません。
しかし、フランス滞在時間のうち半分が移動のバスに乗っていた、なんてことの無いように気を付けてください。
セーヌ川の畔に一点集中して、キャフェでエスプレッソでも飲みながら、町行くパリっ子を見て過ごすのがランチェスター戦略的です。