企業の目的
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「企業の目的に気づく」稲盛和夫
私は、会社を創業して1年たって、大変なことを始めてしまったということに気がつきました。
私たち創業メンバー8名は、
自分たちの技術が世に認められるかどうか試してみたいと考え、会社を始めたのですが、
最初に採用した若い人たちは、自分の一生を会社に託そうと思っていたのです。
このギャップは、従業員にとって不幸な将来を招くことが予想されました。
そのため私は、「会社とは何か」ということについて、真剣に考えさせられました。
会社を通じて人生に夢を描いている人たちの期待を絶対に裏切るわけにはいきません。
そのとき以来私は、経営の基本を、自分の技術の試行ということから、
「全従業員の物心両面の幸福の追求と人類社会の進歩発展への貢献」に変えたのです。
つまり、会社で働く全員、またその家族を含めた人たちの生活を守り、
幸せな人生を送ってもらうことをまずは経営の柱とし、
そしてこれに留まらず、私たちの技術をもって科学技術の進歩に貢献し、
また利益の一部を税金として納入することで、公共の福祉等に貢献し、
人類の進歩の一助となることを目的としたわけです。
これ以外に、企業の目的はないと、私は思っています。
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企業の目的は、社員を幸せにし、社会に貢献すること
全従業員の物心両面の幸福の追求と人類社会の進歩発展への貢献
と稲盛和夫氏はいいます
そして、社員を幸せにし、社会に貢献し、会社を継続するために
利益が必要となる
だから、企業の目的は
①人間性の追求
②社会性の追求
③経済性の追求
なのです
There is only one valid definition of business purpose: to create a customer.
Peter Drucker (ピーター・ドラッカー)
「企業の目的は顧客の創造である」と訳されますが
「 ビジネスの目的の正当な定義はただひとつ。顧客を作り出すことである」
の方がしっくりきます
business purpose の訳をどちらにするかです
「企業の目的」
「ビジネスの目的」
「ビジネスの目的」、つまり商売の目的は、顧客を作り出すこととP・F・ドラッカーは言います
利益を出すことではないと
企業の目的は
①人間性の追求
②社会性の追求
③経済性の追求
の3つというのが正しいかと思います
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