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理念、社是、社訓、信条の定義

理念、社是、社訓、信条・・・とたくさんの言葉があり、
定義があり、わかりづらいので言葉を整理してみましょう。

理念=ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え
社是=会社の経営上の方針、会社が是(正しい)とするもの

社訓=会社で守るべき教え
信条(クレドー)=信ずる道理(クレドーは我信ずの意味)

ここで、言葉の意味を理解しておくと覚えやすくなります。

理念=念ずる理(ことわり)道理、すじ
是=ことの是非の是、良い悪いの判断で「良い」とすること

訓=言+川で、言葉を川のように筋を通した説明、教えの意
信条=信ずる条理、条はすじ、道理の意味

モットー=(伊)方針、信条、標語、スローガン

これらの言葉も広い意味では、経営理念であり、会社の考え方です。

「社長、ウチの会社では何を良しとするのですか?」と聞かれた時、
「ウチの会社では人として正しいことをする」
であればそれが社是となります。


「会社では倹約すべし」という訓示は社訓となり
「品質が信頼を作ると私は信じているよ」は信条となり

「マナーを大切に!がモットーです」はモットーとなるのです。

さて、ここまでくると何かみな同じような気がしてくるかと思います。
その通りです。

理念、社是、社訓、信条、モットーの考え方は重なり合っています。
厳密に言えば違いますが、その根本はやはり、「考え方」なのです。

こうあるべきだという考え、これが正しいと思うこと、
親がこう教えてくれたということ、僕はこれを信じているということ、そういった強い思いが経営理念なのです。

あなたの思いの集大成のことなのです。


日本一わかりやすい経営理念のつくり方  坂上仁志(さかうえひとし)著より

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