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「塩の辛さ」松下幸之助


大成功や大失敗だけが人生における体験ではない。
平穏な日々の中でも、心の持ち方いかんでは、大いに体験を積むことができる。

よく「百聞は一見にしかず」といいます。

あることやあるものについて、人から百回話を聞くよりも、
一回そのものを実際に見たほうがよくわかるというほどの意味でしょう。

確かにそのとおりだと思いますが、世の中にはいくらそのものを見たからといっても、
その本質を簡単にはつかめないといった場合もあります。

たとえば、塩を見れば、
“ああ、塩というのは白いもので、こんな感じのものなんだ”というこはわかります。

しかし、塩の辛さといったものは、いくら頭で考えたり、
目で見たりしてもわかるものではないでしょう。

まず、自分でひと口なめてみる。
頭で考えるのではなく、みずから味わってみてはじめて塩というものがわかる。

そのように体験を通してはじめてものの本質をつかみ、
理解することができるという場合が、世の中には少なくありません。

いわば“百聞百見は一験にしかず”ということも、ある場合にはいえると思うのです。

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北島康介は、水泳でオリンピックの金メダルを4つとりました

もし、北島康介に平泳ぎの泳ぎ方を

3年間、毎週、教えてもらったとして泳げるようになるのか?

 

なりません

なぜか?

やらないから、です

 

仕事も、戦略も、経営も、どんなにいい人にいいことを学んでも

やらなければ知らないのと同じ

 

水泳でも、水を飲み、ゴホゴホむせて、涙を流す

そんな体験があって初めて泳げるようになる

 

仕事でもたくさんの失敗や、損失があって初めて成功や利益が上がる

やらなければわからない

 

ちょっと知っただけでうまくいくことはない

とにかく小さな一歩を踏み出して

 

まず、やること!

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