「自分だけ」という歪な心
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来屈されるお客様のなかには、
何かと難癖をつけなければ気の済まない体質の人もいます。
なかでも、しつこく食い下がられるお客様は、
比較的社会的地位の高い人が多いように感じます。
この人たちの共通点は、
「自分のいう通りにならなければ許さない」
「人のいうことはまったく聞こうとしない」
「自分の基準でしか物事を考えられない」
「人のことはどうでもいい」
「しつこい」ということです。
考え方が刹那的で、判断基準は「自分だけ」「いまだけ」。
たぶん、こうした人は、会社組織のなかで
自分の成績を上げることだけに躍起になって生きてこられたのでしょう。
どちらかというと、アメリカナイズされた価値観のなかで、
ただひたすら駆け抜けてきた自信家ではないかと思います。
それだけに、自分以外の価値を容易に認めようとしません。
ある面では、競争社会で心が歪になり、
砕かれてしまった人なのだといってもいいかもしれません。
当然、人間は誰しも、幸せを求めて生きています。
しかし「自分だけ」では幸せになれません。
現実社会で「自分だけ」が幸せになろうとしても不可能なことです。
だとしたら「自分だけ」という考え方を捨てて、「みんなで」幸せになる方法を考えることです。
そのためには、どうでもいいことはできるだけ譲ることです。
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自分だけよければいいという利己をおさえて
人のためにという利他をする
社長一人が金持ちになるために経営をするのではなく
全従業員が幸せになることを考える
自分の会社だけがうまくいくようにするのではなく
お客様に喜んでもらうようにする
取引先も発展するように考える
自分が自分がという利己をおさえることで
人に譲ることができるようになる
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