経営の要諦 稲盛和夫
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経営の要諦
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1.従業員を自分に惚れ込ませる
2.月次の売り上げと経費を細かくチェックする
3.フィロソフィを共有する
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経営で1番大事な事は、従業員を自分に惚れこませ、
一体感が持てるような人間関係を作ること
自分の部下に、この社長にになら苦労も厭わずついて行くと思わせること
りんご箱の中に腐ったリンゴが1つでもあれば全部が腐ってしまう
苦楽を共にできない人間が1人でもいれば
やがて会社全体がおかしくなっていくので、やめてもらったほうがいい
人間関係をつくるためにコンパをする
ただの飲み会ではない
損益計算書の項目の売上高は、品種ごとに分け、
内訳を明確にしていく経費も、項目別に上げていく
「売り上げを最大限に、経費を最小限に」
経営は社長1人ではできないので、
現場の一人ひとりの従業員が売上最大、経費最少をやっていく必要がある
月末でしめて次の月の数日以内に現状を知り
方針を出さなければならない
この売り上げをこれだけ増やし、この経費をこれだけ減らすと、
具体的に指示をしなければならない
考え方とは、その人の判断基準
私はこういう考え方をする、
だからその考え方に照らしてこれはダメ、あれは良いとなる
それは、まさにその人の人格そのもの
それを全員で共有すること
知っているだけの知識ではダメ、
信念のレベルにまで高め
勇気を持ってできるレベルにまで高めてゆく必要がある
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稲盛和夫氏は経営の要諦、つまり、経営のコツはこの3つだという
1.従業員を自分に惚れ込ませる
2.月次の売り上げと経費を細かくチェックする
3.フィロソフィ共有する
経営は社長一人ではできないので、全員参加で経営をする
そのために、従業員全員との人間関係をつくることが第一である
そのために、経営理念の中心に
「全従業員の物心両面の幸福の追求をすること」をおき
社長である自分のために経営をするのではない
みんなでがんばろう!ということ
いやなら、やめてくれと言うこと
次に、全員で売上と経費の詳細を毎日みて、
月末に〆て翌月スグに具体的な対策を立てること
翌月2週目に出てきても、残り2週間でしか対策できないからダメ
翌月末に出てきても意味がない
みんなでフィロソフィを勉強し、言葉だけでなく、実践できるようにする
全社員のベクトルを合わせることが大切
愚直に、謙虚に努力し続けること
一度知れば終わりではない、死ぬまで続けること
それが、自分自身の人格を上げる「修行」
こころを高めることが経営を伸ばすことになる
言葉を変えると、人間関係と論語とそろばんの3つ
1.社員との家族のような人間関係をつくる、無理を聞いてもらえるような人間関係
2.日次で、月末スグに決算をする
3.社員と判断基準を共有し、ベクトルを合わせる
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