「理想の会社」鍵山秀三郎
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「理想の会社」鍵山秀三郎
世間に迷惑をかけなければ成り立っていかないような会社であれば、
その会社は存在すべきではありません。
また、世間から顰蹙を買うような会社だとするならば、
会社経営をしている意味がありません。
世間から喜ばれ、社員が誇りを持てるような会社にしたい。
会社経営に対する私の一貫した姿勢です。
会社である以上、当然、売上げと利益を伸ばすことは大切。
しかし、それ以上に大事なのが、社員の人間的成長です。
売上げや利益は、やり方によっては一時的に伸ばすこともできますが、
人間の成長には相当な期間と忍耐力を必要とします。
たとえ、売上げや利益が上がらなくても、
社員の人間的成長に費やす努力を優先すべきだと考えています。
おだやかな人柄の社員だけでもきちんと売上げが上げられる会社。
取引先に対して、嘘をつかず、騙すようなことをしなくても立派にやっていける会社。
間違っても、売上げ目標達成のために、過酷な競争を強いられるような会社にだけはしない。
たとえ、社外は競争社会であっても、社内はいつも共生。
そんな会社が、私の理想とする会社です。
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エゴ丸出しの会社経営をするのではなく、穏やかな会社経営を目指す
自分だけよければいいという利己の考えが経営を悪くする
本来の会社の目的は、社員を幸せにし、世に貢献すること
つまり、利他行をすること
世のため人のために尽くすこと
しかし、売上利益だけを目標にした瞬間に、エゴが出てくる
自分だけよければいい、売れればいい、人に迷惑をかけてもいいとなる
そうではなく、幸せな生活ができる十分な給与をもらい
自分が成長できる実感があり、世の中の役に立っている誇りを持てる仕事をする
そう行った本来の会社の目的に沿った仕事ができることが
働く人にとっても、会社にとっても大切なこととなる
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