「発明発見とアイデア」P・F・ドラッカー
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「発明発見とアイデア」P・F・ドラッカー
発明発見は、イノベーションの機会として信頼性が高いわけではない。
その華々しさにもかかわらず、イノベーションの機会としては最も信頼性が低い。
リードタイムが長い。
新知識から新技術としての応用までに長いリードタイムを必要とする。
その新技術が製品、サービス、プロセスとなるには、さらに長いリードタイムを必要とする。
発明発見によるイノベーションは、多くの人を惹きつけるがゆえにスタートを誤ってはならない。
チャンスは一度しかない。
あまりに多くの会社が設立されるがゆえに、直ちに荒天に備えなければならない。
これに対し、アイデアによるイノベーションは、イノベーションにかかわる体系の付録に属する。
しかし高く評価され、報いられなければならない。
それは、社会が必要とする資質、すなわち行動力、野心、創意を代表する。
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発明発見は、イノベーションの機会としては最も信頼性が低いが
アイデアによるイノベーションは高く評価されなければならない
多くの人が、発明発見を過大評価する
アイデアを過小評価する
イノベーションするには、発明発見よりもアイデアの方が成果が出やすい
社会に必要とされている
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