「仕事ができる組織は仕事を楽しんでいる」 P・F・ドラッカー
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「仕事ができる組織は仕事を楽しんでいる」 P・F・ドラッカー
組織には重みがある。その重みのために問題志向となり、問題解決に追われる。
成功の利用に長けた組織はあまりない。
しかし、世界最高の電子機器とエンタテインメントの企業ソニーは、
テープレコーダーでの成功を基盤に事業を展開していった。
成功の展開が機会志向の体質をつくりだす。組織も伸びる。
学門的な言い方ではないが、仕事ができる組織は仕事を楽しんでいる。
私は、どういう組織をクライアントにしているのかとよく聞かれる。
訪ねてみれば、二分もしないうちに仕事を楽しんでいるかどうかがわかる。
私は、仕事を楽しんでいない組織のコンサルティングを引き受けない。
仕事が好きで、かつ楽観的であれば、それだけで組織の空気は違ってくる。
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潰れた会社には、潰れた会社の雰囲気がある
成長している会社には、成長している雰囲気がある
それは全社員が醸し出すものである
そして、それは社長が作り出すものでもある
つまり、社長の持つ経営理念、信念が社員と共有されることで
会社の雰囲気ができてくる
ソニーの設立趣意書の第一番目の文章にはこうある
真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき
自由闊達にして愉快なる理想工場の建設
井深氏のその思いがソニーの仕事を楽しむ空気をつくり出し
P・F・ドラッカーにそれを感じさせたともいえる
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