「あるがままに見る」稲盛和夫
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「あるがままに見る」稲盛和夫
美しい、澄んだ心には、真実が見えます。
しかし、エゴに満ちた心には、複雑な事象しか見えてきません。
たとえば、「自分が得をしたい」という私欲に基づいた仕事の進め方が、
簡単な問題を紛糾(ふんきゅう)させてしまうことがあります。
また、「自分を良く見せたい」という言い訳が、
問題の焦点をぼやけさせ、解決を遅らせてしまうこともあります。
「あるがまま」の心でなければなりません。
妙な自分の心を作用させるから、単純な問題が複雑になってしまうのです。
自分が損をしようが、「あるがまま」にものごとを見なければなりません。
自分に非があれば、「自分が悪い」と認めなければなりません。
このような澄(す)んだ目で見ると、
問題を単純に見ることができ、悩むようなことはありません。
「自分が楽をしたい、いい目を見たい」というエゴの心を離れなければ、
ものごとはその真実の姿を現わさないのです。
そして真実に対処するには、火中に飛び込む勇気を持たなければなりません。
自ら血と汗を流し、危険を冒す(おかす)気構えがあれば、どんな問題でも解決できるはずです
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エゴを手放す
自分の損得だけで物事を見ることを少なくする
なくすことはできない
でも、自分のエゴを少なるしてみれば
真実に近くなってくる
自分が自分がという思いを少なくすることで
いい判断ができるのかもしれない
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