一流でナンバーワンに学ぶシリーズ 京都賞
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京都の紅葉と京都賞
京都賞とは、京セラの稲盛和夫氏が私財200億円(正味財産 2016年 942億円)を投じ設立された国際賞
素晴らしい文章なので転載させていただきます
人のため、世のために
この京都賞を受賞される資格者は、京セラの我々が今までにやってきたと同じように、謙虚にして人一倍の努力を払い、道を究める努力をし、己を知り、そのため偉大なものに対し敬虔なる心を持ちあわせる人でなければなりません。
またその業績が世界の文明、科学、精神的深化のために、大いなる貢献をした人でなければなりません。
さらにその人は自分の努力をしたその結果が真に人類を幸せにすることを願っていた人でなければなりません。
この京都賞を創設するについてはふたつの大きな理由があります。
ひとつは、冒頭に述べた私自身の人生観にありますように、この世に於ける人類の最高の行為は、「人のため、世のために尽す」ということでありますので、今日まで私をはぐくんでくれた人類および世界のためにお返しをしたいということであります。
ふたつには、人知れず努力をしている研究者にとって、心から喜べる賞が世の中にあまりに少ないことであります。
少なくとも人一倍努力をし、人類の科学、文明、精神的深化の面で著しく貢献をした人を顕彰し、今後その面でのますますの発展の刺激になってくれればという気持からであります。
今後、人類の未来は、科学の発展と人類の精神的深化のバランスがとれて、初めて安定したものになるであろうと確信いたしております。
現在、科学文明はますます発展をとげておりますが、人類の精神面における研究は、科学に対して大きく遅れをとっております。
物事には、陰と陽、暗と明というように、プラスとマイナスという必ず二面的な世界が拡がっているはずであります。
この両面がバランス良く解明され、発展してこそトータルの安定が果せるはずで、一方の面だけでの発展、肥大化は、宇宙のバランスをくずし、人類の不幸につながっていくと思っております。
願わくは、この京都賞がこの両面の今後の発展に大きく寄与し、新しい哲学的パラダイムの構築を促進するいささかの刺激剤となれば、この上なく幸せに思います
昭和59年4月12日 稲盛和夫
科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々の功績を讃えるもの
毎年、先端技術部門、基礎科学部門、思想・芸術部門の各部門に1賞、計3賞が贈られる
京都賞の受賞者
過去の受賞者を見て頂くとわかるのですが
京都賞を受賞した後に、ノーベル賞を受賞している人が何人もいます
例えば、最近の日本では
2010年京都賞 山中 伸弥氏 =2012年ノーベル賞を受賞(2年後)
2012年京都賞 大隅 良典氏 =2016年ノーベル賞を受賞(4年後)です
なので、
ロボット工学の金出 武雄氏
超高速半導体素子、HEMTの発明者、三村 高志氏
などの数年後のノーベル賞の受賞を少し期待しています
2016年は11月10日(木)に国立京都国際会館で開催された
この時期から12月1週くらいまでが京都の紅葉のシーズンとなる
京都の紅葉と見どころ
京都の紅葉の時期と場所を詳しく掲載しているので役立ちます
特に、この場所の「色づき情報」がいい
中でもおススメベスト3
近いので回りやすいです
ポイントは、「朝早くいくこと!」
特に、清水寺は6時開門なので、あさイチだと超すいていて◎!
禅林寺 永観堂
*裏話
京都の年間の観光客数は約8000万人
年間の観光客数
清水寺 =約1000万人
金閣寺、銀閣寺 =約600万人
つまり、観光客の8人に一人は清水寺に行く
拝観料は400円
収入は400円×1000万人=40億円
あるタクシーの運転手さん曰く
「ほんま、坊主丸儲けですよ」(笑)
無税だし、販促費などの経費もあまりかからないと・・・
*京都賞に行ってきました
会の運営の仕方も素晴らしかったです
なるほどなと・・・色々と勉強になります
そして、参加する方のパターンもいろいろ、これも勉強になります
京都賞自体は15時〜17時の2時間です
・その2時間だけ出てスグに東京に戻った人(京都で2時間だけ使う)
・その前に、京都の町を2時間くらい散策した人(合計4時間)
・京都賞の後の、晩餐会に招待されてさらに2時間の人(合計4時間)
・その後に、京都の夜の街に繰り出す人(合計6〜12?時間)
この最後のパターンの人は、確かに「京都賞に行った」のですが
実際に使った時間は、京都の夜の街で飲んだ方が多いということになる
よくある中小企業の社長のパターンです
・・・私ですか?
私はそういうのあんまり行かないんです
翌朝、5:30に起きて6:30の新幹線乗って9:30には帰ってきて
10時から13時まで3時間、テニスしてました
「どこからそのモチベーションは来るんですか!?」
と、テニスクラブの人に言われました
言われれば、確かにそうなんですよね
清水寺にでも行けばよかったのかもしれません
でも、天気も良かったし、テニスやって、自分では納得なんです
これでいいやと(笑)