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ホテルのシーツ 備品の使い方 大人の品性

■「ホテルのシーツ」鍵山秀三郎
 

同じ部屋を二日、三日と利用するときは、

「この部屋は今日も使いますのでシーツは取り替えなくても結構です」
 

と書いて出かけるようにしております。

自宅で、毎日シーツを取り替える人はいないはずです。
 

ところがホテルに泊まると、お金を払ったぶん、

シーツを替えてもらわなければ損だと考える人がほとんどです。
 

卑しい考えだと思います。
 

■ホテルの備品
 

ホテル代の中には石鹸やシャンプーやカミソリ等の代金が含まれています。

だからといって全部使わなければ損だ、という考え方が人間を卑しくします。
 

むしろ、使わずに全部残しておいたほうが心が豊かになるものです。

部屋の掃除に来た人も、そのぶん、楽ができて喜ぶことでしょう。
 

こういう考え方を持つ人が多くなると、世の中はどんどんよくなります。

 

私自身、ホテルに連泊するときは

ホテルのフロントの人にも、掃除のおばちゃんにも
 

「部屋の掃除も、シーツの交換も必要ありません」
 

と、言ってゴミ出しも自分でやるようになって10年以上になりました

この鍵山秀三郎さんの言葉がきっかけです
 

部屋にある備品もほとんど使わなくなりました
 

むかし、複数の経営者の方と同じ部屋で止まった時

ちょっといい経営をしているという経営者のAさんと一緒でした
 

そして、1泊して帰り際にそのAさんが

歯ブラシや櫛などの備品をすべてわしづかみにして
 

バックに入れていたことが、今でも忘れられません
 

「これ、タダだからね」とか言って・・・

「みっともないなぁ・・・」と思ったものです(笑)
 

なので、私は海外の一流ホテルに泊まっても

備品をあまり使いません
 

Aさんの姿があまりにも衝撃的だったからです(笑)
 

もちろん、それだけではないのですが

ホテルで使うものは最小限にするように心がけています
 

口でどんなにキレイなことを言っても

行動が伴わなければ
 

意味がないばかりか

恥ずかしくもあるからです
 

そうならないようにしたい

と、努力をしています
 

そういったところに

その人の品性が出るのだと思います
 

大人の品性を身につける

修行をしている気がします

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