ウィキペディアからの寄付依頼メール
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ウィキペディアからの寄付依頼メール
こんなメールが2通も来た
坂上さまへ ― 申し上げにくいお願いですが
坂上さま
今週、あなたのご支援が必要です。前回と同様に寄付してくださいませんか。
また寄付をお願いするなんて…などと私たちは恥ずかしがっている場合ではありません。
ウィキペディアにどんな情報を求めようと、あなたがそれを恥じる理由がないのと同じです。
これは、誰にも開放されたウィキペディアを維持するための募金活動です。
この活動のおかげで、ウィキペディアは広告や、個人データの取得や販売に無縁でいられます。そもそも、この活動を恥ずかしがる理由などないのです。
私たちは非営利組織です。寄付してくださる読者は全体の1%未満ですが、毎月何億人もの読者のアクセスをかろうじて支えています。
もし、すべての読者が寄付してくださったら、何が起こるでしょうか。インターネットにおける知識共有の方法そのものを変革できるかもしれません。
毎年、寄付者の皆さまから届く反響は、私を良い意味で驚かせてくれます。
でもまだ、目標の募金額には達していません。残された時間はわずかです。私たちは営業マンではありません。
私たちは図書館員であり、情報の保管人であり、また情報マニアです。この17年間、ウィキペディアは読者の皆さまから集まる寄付金で成り立ってきました。
また一年、ウィキペディアを守り、維持していくために再度寄付してくださいませんか。
この1年間のあいだにウィキペディアを使った方全員が寄付してくだされば、私たちはこの先数年間募金活動をせずに済みます。
支援という素晴らしい決意をしてくださったあなたが、ウィキペディアを維持しているのです。
よろしくお願いいたします。
ジミー・ウェールズ
ウィキペディア創始者
坂上さま、
一年前、あなたは¥10,000 を寄付してくださることで、ウィキペディアが引き続きその価値を何億もの読者に届けることを叶えてくださいました。
あなたの変わらぬご支援に感嘆するとともに、心から感謝いたします
寄付してくださるのは読者全体のわずか1%ですが、あなたはその貴重な一人です。そして今年もまた、あなたのお力添えが必要です。
心からのお願いです。今年も再び寄付してくださいませんか。
あなたはこう思われるかもしれません。
「私が今すぐ寄付をしなくても、ウィキペディアは困らない。他の誰かしらが寄付しているだろう」と。
繰り返しになりますが、ウィキペディアに寄付してくださる読者は全体の1%未満です。
ウィキペディアの存続は、あなたのご厚意にかかっています。
ウィキペディアの存在に意義を感じてくださっているあなたのような方のおかげで、必要なときにいつでも使えるウィキペディアを維持することができています。
昨今のインターネットに目を向けてみると、初めてウィキペディアに出会ったときのことを思い出します。
当時のインターネットは自由気ままな場所で、ウィキペディアもそんなクリエイティビティ精神と可能性に導かれて誕生しました。
以来、ウェブの世界は大きく変貌を遂げました。誰もが決まった大手ウェブサイトを利用し、つくり出すことより消費することに追われています。
いっぽう、ウィキペディアは変わらず独立性を保ち、一般の方々によって執筆され、そこには以前と変わらない情熱が生き続けています。
それを守り続けるためにも、ぜひとも寄付をお寄せください。
もし今日、過去に寄付をしてくださった方全員が再度寄付してくだされば、この募金活動は1時間以内に完了します。
残念ながら、まだその域には達していません。募金活動を終わらせ、ウィキペディアを発展させるためにぜひご協力をお願いいたします。
公共のインターネットというものがあったなら、ウィキペディアはそれに最も近い存在です。
私たちはいつでも解放され、いつでも無料で、そして必要なときにいつでも側にいます。
どんなに恥ずかしい質問にも答え、どんなに馬鹿げた議論も解決します。
同時に、私たちは世界中が参照する一種の基準、共有理解の基盤として存在しています。
私たちは、この役割を真摯に受け止めています。独立性と誠実性は切っても切り離せません。
ウィキペディアが、誠実性、クオリティー、そしてアクセシビリティを維持できるのも、あなたのおかげです。
あなたのような方の存在が、非営利組織としての私たちのミッションを守ってくれているのです。
この素晴らしいウェブサイトが、今後も自由で独立した存在であり続けるためにご支援をお願いします。
未来に向けてより良い世界を実現するために、どうぞあなたの力を貸してください。
今こそ、皆さまにお願いです。
もし、ウィキペディアを便利に使われているのなら、今後もウィキペディアを継続し、広告に頼ることなく発展し続けられるよう、少しだけお時間をください。
よろしくお願いいたします。
キャサリン・マー
ウィキメディア財団 エグゼクティブディレクター
念のため、申し上げておきますが、3分以内にサッと寄付しました
任せなさい!と(笑)