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不満を解消する方法 エレベーター渋滞の例

「エレベーター渋滞」を改善したリクルートの超アナログな方法が素晴らしい

 

結論は、スグやること 

 

①仮説を立てる

②ABスプリット

③データをとって数字で検証

 

というPDCサイクルを回している 

 

大雑把に言うと

 

(1)同じ朝の時間帯に出社する人数が多すぎる

(2)各階に停車するのでエレベーターの往復に時間がかかる

(3)まだ満員ではないエレベーターに乗らない人が多い

(自分が乗り込んだ時に満員のブザーが鳴るのが嫌で詰めて乗らない)

 

その仮説をデータで検証

 

(1)の人数は2階で入館証をタッチした人のデータ

(2)はエレベーターの稼働ログ

(3)はエレベーターで最大積載量の70%以上で発車している延べ台数のデータから

 

いずれのデータからも、3つの仮説が正しいことが証明される

 

原因(1)の出社時間が集中する問題については、実現は難しいと判断

 

原因(2)の改善策は、エレベーターを半分ずつ

 

A「停止階を偶数階と奇数階に分ける」

B「停止階を上・下階に分ける」方法を試す

 

エレベーターのシステムを変えれば手っ取り早いが、費用が約500万円、4ヵ月かかるので

まずはエレベーター内で停止させない階数ボタンに「9:00〜10:00×」といったシールを貼るアナログな方法で、ABテストを行う

 

A「停止階を偶数階と奇数階に分ける」

B「停止階を上・下階に分ける」を1週間ずつ行った

 

エレベーターの平均待ち時間は30秒から20秒に

待ち時間が1分以上は、17%超から9%に改善

 

(3)満員でないのに乗らない、の改善策は

 

総務スタッフがエレベーター内の人に「詰めてください」と声を掛けると、

エレベーター最大積載量の70%超の割合が、21%から32%へ=1.5倍改善

 

リクルートは、不満・不便・不利など、世の中の「不の解消」を社会使命としているらしい

これは、自社内の「不の解消」を達成した、具体的なわかりやすい例として面白い

 

こういった問題は、どこの会社にもある

それを、放置しておくか、自分のこととして取り組みかで大きな成果の違いが生まれる

 

イノベーションをしている企業の社風は、後者、スグに取り組む

 

ポイントは(結論は)スグやること 

 

①仮説を立てる

②ABスプリット

③データをとって数字で検証

 

というPDCサイクルを回すこと

 

当事者意識を持って(自分のこととして)、失敗を恐れずに、サッとやってみる習慣つくりが大切

 

そして、上司は失敗しても怒らない、失敗を賞賛する風土も大切

 

詳細はこちら

 

https://diamond.jp/articles/-/197985

 

いや〜

わかりやすくていい!

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