仕事を部下に任せる方法 どこまで部下に仕事を任せるのか? 経営相談
仕事を部下に任せる方法 どこまで部下に仕事を任せるのか?
上司は指示を出したら、
「その結果責任は負うが、方法論(プロセス)に関しては、部下に任せる」
と言う言葉をよく聞きますが、本当にそうでしょうか?
疑問もあります
回答
その通りです、状況によって変化をします
① 上司の方針(ハッキリしているかどうか)
② 部下のレベル
この2つが大きなポイントではないでしょうか?
例えば、全体の営業効率を上げるために
「このことに取り組むぞ!」と指示をした場合に
ある部門では
「全体でいきなり介する人のは危険だと思うので、まず3人からやっていきます」
と言うことがあります
その場合の上司の指示が、「取り組むぞ!」と言うレベルであれば
確かに取り組んではいる、でも全体ではない、全体でやる必要は無い
という判断を部長がする場合があります
これは指示される側の部長の性格にもよります
堅実な人は一気に全体でやりたくないかもしれない
ある意味正しいのですが、
社長が全社で取り組んでもらおうと思っていたのであれば
全社方針には沿っていません
つまり、どこまで、どのレベルまで、どの量までやるのか
ということがわかる指示なのか、それともわからないのか、によっても違います
また、そのやる量や、やり方については
「全て部下に任せる」と言うのであれば
そこは任せなければいけないということになります
どこまでやるか、の方針や指示をハッキリさせておくことも大切です
②部下のレベルによるという部分では
「全社でこのことをやるぞ!」
と言ってもその部長のレベルによって
自分の部、全体に落とし込めない場合もあります
その場合は、そこの部門の全員が例えば100人なら、100人全員ではなく
まずは20人でやって、ある期間トライをしながらやって、
その結果を1週間なり見て、徐々に20人から50人、100人と増やしていく
というやり方もあるのかもしれません
つまり、ある部長は一気に全部員100人を動かせるが
ある部長は、100人同時にやると混乱してしまう
なので、はじめは20人でテストをする必要がある
その方がいい結果になるということがあるかもしれません
指示する側も、5W2Hを意識するといいのかもしれません
いつ(から、いつまで)
どこ(エリア、市場)
だれ(によって違う)
なに(をするかの量)
どう(やり方)
なぜ(理由の明確化、伝え方)
いくら(費用対効果などの数字)