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とても良い出店の話が来たらどうするか?

とても良い出店の話が来たらどうするか?

経営相談

質問

 

各店舗の業績はまあまあで推移しています

 

最近、業績が悪い部門にとても良い出店の話が来たのですが

どう判断したらいいでしょうか?

 

回答
 

悪いときに来る、とても良い出店の話には

乗らないのが1番です,

 

なぜなら、今出されている各店舗が黒字になっていないのであれば

それを黒字にすることが先決だからです

 

うまくいってない時ほど、突然、目の前に来た話がとてもよく見えるものです

しかし、多くの場合それはうまくいきません

 

経営者は、あまりうまくいっていないときほど

ダメではないかと思いながら、どうしても起死回生の一発をやりたがります

 

そしてさらに、泥沼にはまる

 

そして、少し有名な企業から誘いがあれば

うまくいっていない商品でもやりたがる

 

しかし、出店をするのに3千万円かかり、立ち上げるのに1年

初期投資を回収するのに2年かかるとすれば、やらないほうがいい

 

うまく行くだろうという甘い予測の元でやるので

苦労をするのに決まっている

 

うまくいかずに失敗したときの金額を考えれば

初めからやらない方が良いと言うのはわかっている

 

しかし人と言うのはどうしても

うまくいかない時ほど起死回生をやりたがるのです

 

なんとかなるだろうと思ってしまう

最悪の状態を予想しない

 

または、予想しても悪い方は甘い予想になる

そこまで悪くはならないだろうと・・・

 

そして一発勝負に出てしまう

 

それが大きな痛手となり

回復するのに時間がかかってしまう

 

だから、うまくいっていないときほど慎重にやる

 

迷ったときには信頼できる人に、話をし、

自分の考えを整理をした上で判断をすること

 

そして結論としては、どちらかと言えばコンサーバティブに、慎重に、

やらない判断をした方が良い場合が多い
 

やってしまって大きな痛手を負うより

今ある事業で改善できることから手をつけた方がいい

 

例えば、経常利益が1千万円しか出ていないのに

10億円の投資をすれば売上げが倍になる

などと、安易な予想をしないこと

 

経常利益が1千万円しか出ていないのであれば

10億円の借り入れを返すのに100年かかることになるため

 

それよりは、今ある事業を改善して

経常利益率10%にすることに全力を投入するほうがいい

 

ポイント


①良い事は繰り返す
②悪い事はすぐやめる
 

③誘惑に負けない

だめなものに対するいい話があっても

やらない方がいい


起死回生の一発などを狙わないこと
9割型失敗をし、痛手を深める

泥沼化する、回収できなくなる

慎重にやる

今ある事業を黒字化する

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