社長業がもう辛くて辞めたいのですが、どうしたらいいでしょうか？

経営相談　質問を頂きました

質問

社長業がもう辛くて辞めたいのですが、どうしたらいいでしょうか？

 

 回答

 

ならば辞めたらいいと思います

あなた以外にもできる方はたくさんいると思います

 

社長の勘違いの一つに

私でなければ社長はできない、というものがあります

 

しかし、そんなことはありません

 

大した能力もないのに社長をやってる人はたくさんいます

なんとなく社長をやっている人もたくさんいます

 

たまたま社長をやっている人もたくさんいます

なので、別の人に代わってもらっても大丈夫な場合が多いのです

 

しかし、社長だけが自分でなければいけないと思っています

社長が交代したら、業績が良くなる会社はたくさんあります

 

しかし・・・です

 

社長業というものが人生で一番、人間性を高める職業です

 

なぜならば、24時間365日

絶対に仕事のことを忘れてはいけない過酷な仕事だからです

 

社長が会社のことを忘れた瞬間に

会社と言う無生物から命がなくなってゆく、

 

と稲盛さんが言いました

 

そのような気持ちを持って全力で会社に命を吹き込んでいく

インスパイアしていく必要がある、

 

自分の責任じゃないことを

自分の責任と思って生きていく必要が出てくる、

 

ワークライフバランスなどという

馬鹿げたことを言っている暇がない人生になる、

 

責任だけ重く、大変な仕事、

割の合わない仕事です

 

しかし、一方で、それを立派に成し遂げたとき

大きな充実感を得られるものであり、

 

人からの尊敬を得られるのであり、

人から感謝をされると言う素晴らしい職業である

 

だから、社長業というものは大変な分

人間を成長させる職業とも言えるのです

 

自らの人生に役割があり、使命があると思えたときに

素晴らしい社長となる第一歩を

 

踏み出すことができるのかもしれません

経営に身を捧げる覚悟を持ち

 

自分の人生のすべてを賭けてみる

と、いいのかもしれません

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経営者というものは、家族のために、従業員のために、
素晴らしい会社にするということを目的として、

誰にも負けないくらいの根性と執念で経営にあたるべきです。

「私は人生を面白おかしく楽に生きてゆくのです」

というような人は、
 

一介のサラリーマンならともかく、

経営者になってはいけないのです。

経営者になった以上は、そういうことは絶対に許されないのです。


稲盛和夫

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