どうやって社員に権限委譲をしていくのか? 社員への権限委譲の仕方
小さな会社の社長が仕事を社員に渡すタイミング
経営相談
質問をいただきました
どうやって社員に権限委譲をしていくのか?
社員への権限委譲の仕方
質問
私の会社は20人ぐらいですかまだまだ自分でやっています
権限を渡せない理由は不安だからです
でもどこかで渡さなければなりません
一体いつ渡せばいいのでしょうか?
回答
ポイントが三つあります
①社長の右腕を作る
②数字が分かるようにする
③チェックする仕組みを作る
①社長の右腕を作るとは
社長の価値観を共有し
社長が今やっている業務を理解してもらうことです
まず一人、右腕を作ることで
その次に 二人三人と作っていくことができます
価値観を共有するそのためには
ただ口先で言うだけではなく
やはり書き出して、話をし、丁寧に伝えていく
ことも大切だと思います
②数字が分かるようにするとは
会社が目標としている、
売り上げ数字、粗利額、顧客数、 経費項目など
経営に必要な数字をオープンにし
ともに共有していくということです
その目標を全社員で共有するために
それぞれの数字がどう言った意味を持つのかを
右腕のひと一人に
まずはきちんと理解してもらうことが大切です
③チェックする仕組みを作るとは
権限委譲をする、仕事を任せると言っても
なげっぱなしにしないことです
つまり、毎週、毎月、必ずチェックすることです
具体的には、月次報告書などを作り
必要な数字をチェックしていくことが大切です
そのプロセスを経て初めて
権限委譲が完成してくるわけであり
突然、権限を委譲する
ということは無理だと思います
ちょうどマラソンを始めようとした人が
突然40 km 走れるようになるのではなく
まずは5キロ、そして10キロ、20キロ、30キロと
距離を伸ばしていくように
権限委譲も、 10%、30%、50%と
パーセンテージを増やしていく必要があるのだと思います