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経営理念の効果と必要性

経営理念の効果と必要性

 

経営理念の効果は大きく三つあります

 

@経営の判断基準がはっきりする

A会社の目的、会社が目指すべき方向性がはっきりする

Bどんな会社かがはっきりする

 

@経営の判断基準がはっきりする

  

経営理念を明文化し、実際にそれに沿った行動していることで

経営の判断基準がはっきりします

 

例えば、「人として正しいことをしよう」という経営理念を持っていたならば

いつも人として正しい行動すること

 

そして、人として正しくない行動した場合には

それは経営理念に反するとはっきりと社内の誰でも言えることが大切です

 

社員全員が同じ判断基準で仕事をしていることが

会社としての一貫性になり

 

業務の生産性が高まることになるのです

なぜなら、「あれあれ・・どうしよう〜・・・」という迷いの時間が減るからです

 

A会社の目的、会社が目指すべき方向性がはっきりする

 

我が社はこういう目的のためにやっている

例えば、医療業界に革新を起こす、という目的の会社であれば

 

そのためにやる方向性がはっきりする

 

つまり、うちの会社は何のためにやっているのか

どういう目的で、どっちに向いて仕事をしようとしているのか

ということを明文化するということ

 

我々はなんのために働くのか?

なぜ、この場に集まっているのか?

 

という根源的なWHYに答えることです

 

Bどんな会社かがはっきりする

 

人は誰でも初めて会った人に

 

あなたは誰?

どんな人?と思います

 

同じように新しい会社に会った時に、

 

どんな会社?

何をしているの?

どういう雰囲気?と思う

 

それに対する答えがこの経営理念となる

 

つまり、うちの会社はこんな考え方で、こんな商品を、こういう人たちに売っている

ということをはっきりさせておけば

 

自分の会社のアイデンティティがはっきりし

付き合いをする会社に対してもどんな会社かが示せる

 

そのことにより、会社のブランドが作れ、会社のファンが増えていくことになる

 

 

■経営理念の必要性

 

裏を返せば 経営理念の必要性とは

この経営理念の効果のことでもある

 

つまり、

・経営の判断基準をはっきりさせるために、経営理念が必要

・会社の目的をはっきりさせ、会社が目指すべき方向性をはっきりさせるため

・どんな会社かをはっきりさせるために、経営理念が必要となる

 

そして副次的な効果として

経営理念をはっきりさせることによって

 

・会社の社風が作られる

・従業員の考え方や行動のベクトルがそろう

・社員のモチベーションが上がり何のために働いているのかはっきりする

・誇りを持って働ける となります

 

しかし多くの会社の社長は、会社の業績を上げるため

会社の雰囲気を良くするために経営理念を作るといいます

 

しかし、それは主客転倒しています


業績が悪いから経営理念をとりあえず作っておこう、という手段ではなく

経営理念とは、自分が経営をする根本的な考えを表現したモノです

 

経営理念とは、もともと社長が持っている「強い信念」「哲学」です

フィロソフィともいいます

 

それを明文化したものが経営理念であり

元々の「強い信念」「哲学」「フィロソフィ」がないのであれば

経営理念を作ろうと思ってもできるはずがないのです

 

だから、まず社長自身が自分自身の考え方をはっきりさせる

哲学を学び、宗教を学び、人間学を学び、経営理念とは何かを学ぶ

 

「人間力をつける」ということが先に必要となるのです

 

経営理念は社員では作れません

なぜなら、企業とは社長の信念を実現したモノだからです

 

しかし現実は、経営理念というものが全く分かっていない社員が作ったり

 

企業経営とはこういう風にやるべきだ

こういう風にやりたい!という強い想いのない社長が作ったりしているので

 

経営理念というものが誤解されています

 

経営理念とは曖昧模糊としたものではなく

社長が毎日している行動そのものです


経営理念とは実践です

社長の毎日の実践が経営理念なのです


だから、社長が朝から晩まで人一番働く人なら

 

「一生懸命働こう!」が経営理念

 

つまり、社長の「人間力」を上げることが先

社長の信念ができ、実行力が上がり、「人間力」が上ることで


・会社の社風が作られる

・従業員の考え方や行動のベクトルがそろう

・社員のモチベーションが上がり何のために働いているのかはっきりする

・誇りを持って働ける  ようになるのです


京セラの稲盛和夫氏はこう言います

 

「全従業員の物心両面の幸福の追求と人類社会の進歩発展にする」


これ以外に企業の目的はないと