理念とは何か? 理念の本当の意味
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理念とは何か?
理念というの言葉の定義
まず、理念、理念と念仏のように唱えることをやめ
本質的に言葉の意味をひも解いてみましょう
理念
1 ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。
「憲法の―を尊重する」
2 哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。
プラトンのイデアに由来。イデー 大辞泉
理:すじ、ことわり、きめ
念:心中深く思う
これより、「理念」とは
心中深く思うすじ・きめごとと解釈できます
辞書を引くと、理念=ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え、とあります。
理念の理は、すじ、ことわり、きめという意味。
理念の念は、今+心からなり心中深くかみしめるという意味です。
この「念」という文字が大切で、「理念」とは「信念」にまで高まった哲学なのです。
強き思想、強い思いがあるものです。
仮に強さの度合いを3段階あるとすると
レベル1=少し思っているというレベル
レベル2=強く思っているというレベル
レベル3=とても強く思っているレベル
があります
このレベル3の段階まで到達したものが本物の理念といえるます。
しかし、残念ながら、世の中の90%近くの会社には
レベル3にまで達した強い経営理念はありません。
少し思っているという程度の経営理念が大半です
あなたの会社ではいかがでしょうか?
■理念とは信念です
その人が思うとても強い思い
てこでも動かないような信条
哲学とも言えるまで高まった強い思いです
「 嘘をつくな」
これは一つの考え方です
誰でも知っている
しかし、これを理念にまで高めるのが難しい
実行し続けることが難しいのです
「 嘘をつくな」
この言葉を
知っていること
わかってていること
口で言っていること
紙に書いていること
それらと実行していることは全く別なのです
「 嘘をつくな」
強くそう思わなければ
簡単に嘘をついてしまいます
だから、 強く強く思い
自分の信念だというところまで強く思い
それを守るためには
命をかけても構わないというほどの覚悟を持つ
哲学、フィロソフィと言えるような
強い意志をもって初めて理念と言えるわけです
「何を大層な、時代錯誤のことを言っているのか」
と思われるかもしれません
しかし、理念とは本来、それほど強い意思を伴うものであり
「命をかける」「身を捧げる」
というような言葉が似合うものだと思うのです
■では、社是、社訓、信条とはなんでしょう?
辞書で引くと・・・
社是=会社や結社の経営上の方針・主張。また、それを表す言葉
社訓=その会社で、社員が守るべき基本的な指針として定めてあること
信条=自分の行動の指針として、かたく信じて守っているもの 信仰の箇条、教義
漢和辞典を引くと
是:正しいことの意、真っすぐなさじを表した文字
訓:おしえ、すじを通した言葉の意
信:まこと、約束を守る、通すの意
条:すじ、道理の意 とあります
つまり
社是=会社での正しいとされること
社訓=会社での教え
信条=誠、道理