オススメ小説 『邂逅の森』 直木賞 山本周五郎賞 『黒い家』 日本ホラー小説大賞
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■『 邂逅の森 』熊谷 達也 ご存じですか?
私の中では5〜10年ぶりの大ヒット(笑)
素晴らしい小説です
こちらのAmazonレビューも見てください
星5つばかり
秋田の貧しい小作農に生まれた富治は、伝統のマタギを生業とし、
獣を狩る喜びを知るが、地主の一人娘と恋に落ち、村を追われる。
鉱山で働くものの山と狩猟への思いは断ち切れず、再びマタギとして生きる。
失われつつある日本の風土を克明に描いて、
直木賞、山本周五郎賞を史上初めてダブル受賞した感動巨編。
山の静寂と俗世間の対比
男と女、支配する側と支配される側の対比も素晴らしい
535ページあるのでちょっと厚い
休日にでもゆっくり読んでみてください
コロナの影響で、本を読み、映画を見る時間が増えました
■『 黒い家 』貴志 祐介著 ご存じですか?
わたしは知りませんでした(笑)
第4回日本ホラー小説大賞受賞作
『邂逅の森』熊谷 達也に続き初めて知った作家ですが
『黒い家』は『邂逅の森』のような清々しさがありません(笑)
なぜなら、ホラー小説だからです
当たり前か・・・
でも、ホラー小説らしい
おどろおどろしさにグイグイ引き込まれます
保険金殺人がテーマとなっており
本作品の発表翌年に発生した和歌山毒物カレー事件と
内容が酷似していることで話題となった、とのこと
映画化もされたようですが、とっても評判が悪いので
映画は見なくてもいいようです・・・
著者が生命保険業界にいたので
内実が詳しく描かれているのも魅力の一つ
これから夏にかけて
チョット恐い小説を読みたかったらオススメです
■『すべてがFになる』森博嗣 ご存じですか?
第1回メフィスト賞(1996年)受賞作
『すべてがFになる』期待していたのですが
読み始めたらつまらない・・・
アマゾンのレビューを見たら
評価が高いのと低いのに大きく割れる、両極端
これはつまり人の好き嫌いによるのだと思います
良い悪いではなく、好き嫌い
相性が合う、合わないというもの
小説というものは、料理と同じように好き嫌いがあり
文章、書き方に合う合わないがある
森博嗣の他の本も買ってみたが
私にとってははなぜか、ちっとも面白くない・・・
最初の10ページを読んだだけで
もうやめよう!と思ってしまうような相性の悪さ?
でも、それでいいでいいではないかと思います
世の中にはたくさんの本があるので
自分の好きな本だけをまず読んでみたらいい
嫌いな本を無理やり読む必要はどこにもない
そう思った本でした
チャンチャン!