,
リトバルスキーからの手紙
 
・・・若いプレーやたちにぜひ踏まえておいて欲しいことがあります 
それは、良いベース(シュート、パス、ヘディング、ドリブル等)なくして、良いサッカー選手になることはありえないということです
 
それには、まず最初のステップとしてすべての基礎をトレーニングをすることです
 
まず、自分に正直にならなければなりません 自分の弱いところを見つけてトレーニングする
 
自分のキライなトレーニングをする 普通の選手よりも長くトレーニングする 自分より上手な選手と一緒にトレーニングすることです
 
私の体が他の選手より小さいということに気がついて、他の武器が必要になりました 私は体と心(精神)を鍛えました
 
そして、早く判断することで、相手に勝つための小さなアドバンテージを得ることが出来たのです
 
ワールドカップはベストなトレーニングの場でした 何人かの選手(ヨハンクライフ、ディエゴマラドーナ、ギュンターネッツァー、ケビンキーガン)を
コピーしようと考えたのです 
 
彼らの動きと性格を勉強しました そしてワールドカップでプレーすることで、大きな経験を得ることができました
 
何か経験か?第一に厳しい状況で(プレッシャーの下で)より的確に、より早く対応することです 
 
頭の回転が速いことは、足が速いことよりも役に立つ局面があります 事実、ワールドクラスのプレーヤーは両方の資質を有しています
 
スペインで最初にワールドカップに出場した時、勝つことは私にとって一番重要なことではありませんでした
 
しかし後から、私はゲームで勝つこと以上に有意義なことはないということを学んだのです
 
それから私は、負けることに大きな嫌悪感を覚えるようになりました 
 
一昔前まで精神的なことが強調されて、
根性主義みたいなものがありましたが、現在では、そういう根性主義は排除されているようです
 
しかし、単純な根性主義ではないメンタル(精神)面というのは非常に重要なもので、これはすべてのベースとなるものです
 
 
1960年生、西ドイツ代表として3度のW杯に出場し

90年伊大会優勝、ジェフユナイテッド市原でも活躍)

岡田武史の考えるサッカー:小学館(岡田武史著P34より引用)

お問合せ・ご相談はこちら

ご不明点などございましたら、

メールにてお気軽にご相談ください。