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●「人間は一生のうち 逢うべき人には必ず逢える
しかも一瞬早すぎず 一瞬遅すぎないときに」
 
●夫婦のうち人間としてエライほうが
相手を言葉によって直そうとしないで
 
相手の不完全さをそのまま黙って背負ってゆく
夫婦関係というものは、結局どちらかが
 
こうした心の態度を確立する他ないようです
ともかく夫婦というものは、よきにつけ悪しきにつけ
 
お互いに業を果たすために結ばれたといえましょう
 
森信三
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●足るを知る
 
いまの日本は、多くの国民が不満を抱いているほど、そんなに不幸な国か
そんなことはありません
 
ではどうして不満を感じるのか
われわれの望んでいることが、現状よりいつも大きいからです
 
たえず、努力した以上のものを求めているからです
私たちは、その差に不満を感じるのであって
昔と比べていまの日本人は決して不幸ではありません
 
「一切の不幸せは、貧しさや不足から生ずるのではない
あり余るところから生ずるのだ」
ロシアの文豪トルストイの名著「戦争と平和」の一説にもあります
 
わたしたちも「あれがたりない」「これがたりない」と不平不満ばかりいうことは
もうそろそろやめにしなければなりません
 
現代人が不幸なのは、有り余る豊かさに感謝の念が足りないからです
くれぐれも「足るを知る」ことです
 
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●反省のある人生を送る
 
たとえば、若いときに誰にも負けないような努力を重ねて自分を磨き
また事業を成功させた人でも、いつの間にかその成功におぼれ、横柄になり
 
「昔はあんな人ではなかったのに」と周囲の人から言われるようになって
しまうことがよくあります 
 
人間は、いとも簡単に名声に甘んじてしまうものなのです
いくら自分を高めることができたと思っても、常に謙虚になり、常に反省し
常に学ばなければ、元の木阿弥になってしまうというのが
残念ながら人間の本質なのです
 
忙しい毎日を送っている私たちは、その忙しさの中で自分を顧みることを忘れ
ただやみくもに仕事をこなすだけで一日を終えてしまいがちですが
そのような日々を送るだけでは、決して自分の人間性を向上させることはできません
 
自分の心を高めようと思うなら、自分に対する厳しい反省が必要なのです
反省のある人生を送らなければ、成功そのものが没落のきっかけにもなりかねないのです
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●悩みや不安はみな平等です
 
みんなも同じように問題を抱え、自分なりに克服して生きています
大切なことは、自分もそんな一人にすぎないと信じることです
 
そのうえで、よい人と交わり、その人のよいところを吸収して
対処する以外に方法はありません
 
ハッキリしていることは、自分で乗り越えられないような悩みや不安に
遭遇することは絶対にないということです
 
その人相応の悩みや不安しか、身に及ばないということです
安心してください
 
●心の修練を積む
 
経営者はいかに多くの難しい問題について判断を迫られることでしょう
判断の連続が経営者の日常をいっていいでしょう
 
ことに当たって、「右をとるか、左をとるか」、その判断の難しいことは
有名な経営者であっても、考えあぐねて、占い師を訪ねたりすることがあるほどです
 
しかし、経営者である限り、日常茶飯、判断を重ねていかざるを得ません
この判断を左右するのが、私たちの心や人生観なのです
 
●わが命の根元
 
わが命の根元は、両親である
親を尊敬し、大切にし、日夜孝養をつくすのは
 
親が偉いからではない、強いからではない
世の中にただ一人の私の親であるからである
私の命の根元であり、むしろ私自身の命である親だからである
 
本当に父を敬し、母を愛する、純情の子でなければ
世に残るような大業を成し遂げることは出来ない
 
いや世の常のことでも、親を大切にせぬような子は
何一つ満足には出来ない
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●自分だけの音を見つけなさい
 
あなたは生命という壮大なオーケストラの一員です
あなたにはあなただけの役割があります
 
だから人の役割を演じようとしてはいけません
自分の役割を捜し求め、それからはずれないようにすることです
 
自分の役割さえわかれば、全てはとてもうまくいくようになります
 
人のようになろうとしてはいけません
 
アイリーン・キャディ
 
●明確でシンプルな事業の定義が成功する企業の特徴である
ピーター・F・ドラッカー
 
●目的が決まる 目標が掲げられる 実現するための方法を考える
 
経営とは考えることである でも考えてもわからないことがある
そのときはやってみる やってみれば分かることが多い
 
そうして試行錯誤しながら前進する やれば分かる
私が経営者として体得したことの一つである
 
経営はロマンである だから経営は楽しい
目標を決め方法を考え実行する
この間の緊張感は堪らない
 
(小倉昌男 経営はロマンだ!より)
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◆できるだけ譲る
 
 「終身路(みち)を譲るも、百歩を枉(ま)げず」(『新唐書』)。
 生涯人に道を譲っても、百歩の距離を迂回(うかい)する訳ではない。
 それほどわずかなことだから、こちらから譲るべきであるという訓(おし)えです。
 
◆攀念智をもたない
 「攀念智(はんねんち)」とは、人を恨(うら)む、憎むという想念の意。
 人を恨む、憎むという想念は、自分のエネルギーをすべて奪います。
 攀念智を抱いた人が不幸になります。
 
●公明正大に利益を追求する
 
会社は利益を上げなければ成り立ちません
利益を上げることは恥ずべきことでもなければ
人の道に反したことでもありません
 
自由市場において、競争の結果で決まる価格は正しい価格であり
その価格で堂々と商いをして得られる利益は正しい利益です
 
厳しい価格競争の中で合理化を進め
付加価値を高めていく努力が利益の増加を生むのです
 
お客様の求めに応じて営々と努力を積上げることをせずに
投機や不正で暴利を貪り、一攫千金を夢見るような経営が
 
まかり通る世の中ですが、公明正大に事業を行い
正しい利益を追求し、社会に貢献していくのが京セラの経営です
 
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●信頼は自らのうちに築く
 
信じられる人間関係がなければ、企業経営は成り立ちません
では、信じあえる人間関係とは、どのようにしてできるのでしょうか
 
私は、最初、信じられる仲間を作ろうと思いました
つまり、自分の外に、信頼関係を求めたのです
しかし、そうではありませんでした
 
自分自身の心が誰からも信じてもらえるようなものでなければ
信じあえる人たちは集まってこないのだと気付きました
信じられる人間関係とは、自分のこころの裏返しだったのです
 
私も人に裏切られたことは、何回もあります しかし、それでも構いません
人を徹底して信じていこうと考えています
 
自分自身の心が相手の信頼に足る心であるかどうかということを
つねに自問自答しながら、自分の心をよりよいものに高めていこうと考えるのです
 
たとえ、常に自分が損をしたとしても、人を信じていく
その中でしか信頼関係は生まれません
信頼とは外に求めるものではなく、自らの心のうちに求めるものなのです
 

心を高める、経営を伸ばす 稲盛 和夫(著)PHP

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●精神的に自分自身を追い込める人
つまり楽な方向へ流れようとする自分に
厳しい課題を課すことのできる真摯な人間性を持ち
真剣に自分の仕事で悩む人でなければ
この豊かな時代に、新たな活路を開くことはできないと思います
(稲盛和夫)
 
●根気
ほとんどの人が、やればすぐ成果につながる
ことばかりに気をとられているから
心底からの信頼が得られないのだと思います
 
●良い縁のつなぎ方
良い縁をつなぎ止めておくためには
つなぎとめようという強い意志を持ち続けること
そのうえで、「思いやり」「いたわり」「感謝」の気持を持ち続けることです
 
(鍵山秀三郎)
 
●夫婦は一対の反射鏡
 
夫婦が互いに相手を直したいと思うのは逆さである
ただ自分を磨けばよい
己を正せばよい
 
そのとき、相手は自然に改まる
夫婦は向かい合った一組の鏡である
(丸山敏雄)
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