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割れた窓理論というのがあります

割れたまま修復されない窓ガラスを放置していると
荒れた状態が次々に伝染し
犯罪の呼び水になるという理論です

車もぶつけて傷ついたまま放って置くと
いつの間にかあっちこっちに傷が増え
でこぼこになります

何事も小さなときに億劫がらずに処理していくことが大事です

鍵山秀三郎


「割れた窓」理論 


一九八〇年代、ニューヨークの地下鉄は、
アメリカでもっとも危険な乗り物として一般の人から敬遠されていました。

この地下鉄を、何とか健全な乗り物にしようと決意したのが、
地下鉄公団の総裁に就任したデイヴィツド・ガンという人です。

ガンは、ある犯罪学者が発案した「割れた窓」理論をもとに、事態の打開を図りました。

この理論とは、割れたまま修復されない窓ガラスがあれば、
その建物から無法状態の雰囲気が次々と伝染していき、深刻な犯罪の呼び水になるという考えです。


そこでガンが実施したのは、地下鉄の落書きを徹底してきれいにすることでした。
併せて、割れた窓ガラスの修理、立ち小便や無賃乗車の取り締まりなどを徹底して実施していったのです。

ガンのそんな取り組みに対して、たくさんの批判が集まりました。
しかし、断国たる決意で取り組んだガンは、どんな批判にも決して屈しませんでした。

その結果、ニューヨーク地下鉄の治安は見違えるほどよくなったのです。

このことに注目した当時のジュリア−ニ市長が、ニューヨークの街全体で同じことを実践したところ、
犯罪が激減し、以前と比べて安全なニューヨークに生まれ変わったのです。

この実話は、大きな問題解決の前に、
目の前の小さな問題解決を図るほうが先決であるという教訓ではないでしょうか。

鍵山秀三郎

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悪いことは伝染する
悪いことを放置しておくと周りも悪くなる

朱に交われば赤くなる

これの解決策が、一点集中、全面展開
ランチェスター戦略です

一つのところに一点集中してそこだけをやる
一度に、全部やろうとしない

一点集中する
一つのところを深く掘り、そこから全面展開をしてゆく

「割れた窓」理論 とはランチェスター戦略

地下鉄の落書きを徹底してきれいにすることで、事態の打開を図る

あれもこれも、そこそこにやっても、問題は解決しない
「割れた窓」だけは許さない
「割れた窓」だけはゼロにする
「割れた窓」理論のように、
一点集中すること!
これがランチェスター戦略
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