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私は、自分の母のことを決して忘れません
彼女は一日中たいへん忙しくしているのが常でした
でも、いつも夕方になると
大急ぎで父を迎える支度をするのです
あのころは、子どもたちにはわかりませんでした
ですから私たちは母をからかって、笑ったりしたものでした
けれど今思えば、母の父に対する愛は
なんとすばらしく、こまやかな愛だったことでしょう
何が起ころうと、母はほほ笑みながら
父を迎える準備をしていたのです
今日、私たちは時間がありません
お父さんもお母さんも忙しすぎます
子どもたちが家に帰ってきても
そこには、彼らを愛してほほえみかけてくれる人がいないのです
ですから私は、共労者の方々にたいへん厳しいのです
いつもこういっています
家族をまず優先して下さい
もしあなたが家庭にいなければ
どうやってあなたの愛が
人々に向って育っていくのでしょうか
マザーテレサ