心技体の経営 ビジネスマンの心技体について
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心技体とは、こころ、技術、実践です
いい経営とは心技体のそろっている経営です
①こころ =フィロソフィ、経営理念、価値観、
ミッション、ビジョン、バリューを持つ、意志を持つこと
②技 =戦略、戦術、スキル、技術など
他社と差別化できる知恵、ノウハウの部分です
③体 =実践、実行力、継続する力、
具体的にはPDCを回す力、目標を設定し達成する力です
経営はこの心技体の3つの要素が必要になります
一流の経営をするには、一流の考え方と一流のスキルと一流の実践力が必要になるということです
逆に言うと、
理念、りねん、と経営理念を大切にするだけではダメ
戦略、せんりゃくと経営戦略だけを大切にしていてもダメ
実践、じっせんとやみくもに動き回るだけでもダメ、ということです
この心技体の3つの要素は、一度分解して、
一つ一つの要素をピカピカに磨き上げる必要があります
因数分解をして、どこに強みがあり、
どこに弱みがあるかをハッキリさせるプロセスです
しかし、分解したままではダメで、その後、心技体の3つの要素を統合してゆきます
経営理念と経営戦略と実践が結びついた状態を作り上げるイメージです
例えば、経営理念をミッション、ビジョン、バリューの3つに分け
①経営理念を理解する ②経営理念をつくる ③経営理念を浸透させる
というステップをすすめてゆく
その時に、自社の経営戦略をその考え方が一致しているのか?を意識し
理念と戦略にズレのない状態を作り上げるということです
これをビジネスマンの心技体に置き換えると
①考え方、価値観がしっかりしている、ブレない
②ビジネススキルがある、戦略がある
③実行力がある、行ったことはキッチリやる
という感じです
また、健康という側面で考えれば
心 =メンタルの健康と
体 =肉体の健康の管理ができている
技 =そのスキル、知識を持つ
ということでもあります
会社経営においても、ビジネスマンにおいても心技体の3つの要素が大切です
スキルアップだけすれば何とかなる、と思っている人が多いのですが
実際に成功し、トップに立っている人はみな、心技体の3つ点で優れています
会社で働くビジネスマンの心技体のレベルを上げ
会社の心技体のレベルを上げることが心技体の経営を実現することになる
また、一方で、体技心と言う考え方もある
体技心とは
体 =実行が先で、次に技 =技術、そして、心 =考え方の順という意味
これは、経営にも当てはまる
戦略、戦略と戦略や計画ばかりを考えて、何も実行しないより
ダメでもいいから実行する方がいい
一流の戦略で二流の実践より
二流の戦略で一流の実践!
という言葉があるように
経営は実行!であるとする考え方
やればわかる
やってから考える
やって、改善して、スキル、技術を上げる
そして、体験してから考える、こころ、価値観を作り上げる
これが、体技心
理屈っぽいエリートの集まりだと、技、スキル、戦略ばかりを議論することが多い
その場合には、心技体より、体技心
まず、やること!
スグすること!
こちらの方が大切
心技体と体技心
両方大切
でも、やり方は人によって、会社によって違うということ
一般的には、心技体の順
初心者、議論好き、理屈っぽい人向けには体技心
こころと技術と実践
どれが欠けてもいい経営はできません
心技体の経営は大切です