↓
トップの仕事
トップマネジメントがするべきは、全体と未来にかかわる意思決定である
したがって
①参入すべき市場、製品、事業の決定、撤退すべき事業の決定
組織としての価値観、原則の決定である
②資金配分の決定
③人材配置の決定である
ピーター・ドラッカー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
①はつまり、どの事業ならやって、どの事業ならやらないのか、を決めることです
やらない決断をする
事業を絞り込む、選択することです
そして、フィロソフィーを作ることです
何がしていいことなのか、何をしてはいけないのかを明示することです
そうしないと社員の行動にブレが出る
判断基準をわかりやすく示すことです
②はどこに資金を投入したら最大の効果が出るのかを決定する
費用対効果の高い部門や施策への投資を優先することです
ランチェスター的な資源の一点集中が必要です
③は最も成果が出る仕事に、最も成果を出す社員を配置することと言えます
「長くいるから」というような温情で、成果の上がらない部門に
高給の社員が存在するだけという会社は多いようです
部門だけではわからない、決められない人材の配置を
トップが決める必要があります
時にはつらい判断をすることが、まさにトップの仕事のようです
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これを、もう少しわかりやすくまとめて言うと
トップの仕事は「ヒト、モノ、カネの決定」です
ヒト、モノ、カネという経営資源をどこに割り振るかを決めることです
トップでなければできない判断がそこにあるということです
モノ=どんな製品でどんな市場で勝負するかを決めること
そして、ヒトとカネの配分をどうするか
と覚えておくとわかりやすくなります
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−