見習ってほしいオススメの企業 びわこホームグループ
びわこホームグループ(滋賀県)は不動産建築で地域密着NO1。
同社は売上14億円、従業員数35名の不動産、建築業。
滋賀県の甲賀、湖南、蒲生の3地域に特化することで、
分譲土地販売数のシェアは88%とNO1。
そして、新築着工棟数も7年連続地域NO1。
では、なぜNO1になれたのか?
20年前に上田社長が創業した時に、
資金がなく安い土地しか買えないので低価格住宅から販売を開始。
以来、工夫を重ね現在は、顧客層が
①25歳〜35歳の ②サラリーマンで ③年収300〜400万円の
④はじめて一戸建てを買う人 に明確に絞り込まれています。
低価格住宅の販売からはじまったことが、顧客層の絞り込みにつながり、
さらに顧客層をここまで一点集中することで、
販売する商品と金額が絞り込まれてきました。
商品の特徴は、土地と住宅を合わせて2000万円までの低価格。
設計を標準化し、6種類の規格を3段階のグレードで展開。
売る商品は毎回、25〜35歳向けになるので、
売れば売るほどその方たちの希望や志向、
そして不安まで手にとるように分かるようになります。
そして、建築をする段階では部材も絞られ、
さらに購入量も大量になるので安く買え、
工事も専属の大工さんに安定的に発注できる、いいサイクルが回るようになります。
販売段階では、2000万円の住宅なら、「月々の返済は68000円」頭金なし、
ボーナス支払いなしとPR。
これで毎月68000円家賃を払っている人が「これなら買えるわ」となるわけです。
販売する時のメッセージも月々68000円に一点集中して、ツボを押さえています。
また、広告の仕方もユニーク。
弱者なら普通はしないテレビCMを、
滋賀県だけのローカル放送だけに絞りこんで、20年間やり続けています。
エリア、顧客、商品、販売方法とそれぞれ特化して差別化された、
ランチェスター戦略の見本のような会社です。
会社の経営ビジョンは「日本一強い企業になる。
日本一お客様に愛され親しまれる企業になる」です。
社員が自主的に、朝は7時30分から会社の周りを掃除し、
8時30分からの朝礼では、毎日1時間かけて
理念の共有とPDCのサイクルを丁寧に実行し続けます。
地道な努力を継続して、地域密着型の高収益企業となっています。