「利他」とは何か?
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■「利他」とは何か?
経営理念を考えるうえで、この「利他」というキーワードは大切です。
自分だけよければいいという「利己」ではなく、人のために役立つという「利他」です。
「『利他』の心とは、仏教でいう『他に善かれかし』という慈悲の心、キリスト教でいう愛のことです。
もっとシンプルに表現するなら『世のため、人のために尽くす』ということ。
人生を歩んでいくうえで、また私のような企業人であれば
会社を経営していくうえで欠かすことのできないキーワードであると私は思っています」
(稲盛和夫/『生き方』サンマーク出版より)
坂上仁志(さかうえひとし)著 【 経営理念の考え方・つくり方 】
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■「人の心」松下幸之助
考えてみれば、人の心というものはまことに不思議なものです
“人情の機微”という言葉がありますが、ほんの些細なことで、
うれしくなったり、悲しくなったり、あるいは怒りを感じたり、
また、大きくふくらんだり、しぼんでしまったり、微妙に動くのが人の心です。
ですから、共同生活の中で気持ちよく生活していくためには、
お互いこのことをよく知って、
他人の気持ちを考えながらふるまうということがきわめて大切なのではないでしょうか。
■「私心を離れて利益を見る」 稲盛和夫
経営者にとって、税金を払うことは身を切られる思いがします。
一生懸命稼いで得た利益、それは売掛金などもあり、必ずしも現金で残ってはいないのですが、
その半分以上を即金で払わなければならないのですから、税金とは過酷なものです。
これは、経営者にしか分からないかもしません。
従業員にとっては、会社のお金ですから痛くもかゆくもないでしょう。
しかし、経営者には、自分のお金をもぎ取られるように思えてしまうのです。
そのため、税金を納めないがための小細工を始める経営者が出てくるのです。
もちろん、これは錯覚です。
会社の利益は、決して経営者のものでありませんし、
また税金は広く社会のために使われていくのですから、
私心が入ったことによる見当違いの感慨でしかありません。
私は、このような錯覚に陥らないよう、経営はゲームだと考えるようにしています。
つまり、利益をお金と考えず、得点と思うのです。
そうすれば、第三者的に淡々と利益を見ることができるようになり、判断を誤ることはありません。
やはり、私心を離れること、それが経営のコツと言えるでしょう。
■「優先順位」 P・F・ドラッカー
優先順位の分析については多くのことがいえる。
しかし優先順位の決定について最も重要なことは分析ではなく勇気である。
優先順位の決定には、いくつか重要な原則がある。
すべて分析ではなく勇気に関わるものである。
第一に、過去ではなく未来を選ぶ。
第二に、問題ではなく機会に焦点を合わせる。
第三に、横並びではなく独自性をもつ。
第四に、無難で容易なものではなく変革をもたらすものを選ぶ。
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■おわりに
先日、名利を手に入れているたくさんの同級生と会いました
50代は忙しく、社会的地位が高くなると、収入も多いが責任も重い
だからこそ、体調管理がとても大切
確かに、偉くなっている人物ほど肥満気味・・・
そこで、医薬の仕事にかかわってきた視点から健康になるために
シンプルで効果的なコツをまとめてみました
「社長・エグゼクティブのダイエットの仕方について」